2021年10月27日
三菱自動車×HAL、「新しいライフスタイル・モビリティの提案」でグランプリ学生を決定
専門学校「HAL」は26日、昨年度に引き続き三菱自動車工業と同校カーデザイン学科とが実施した「産学連携プロジェクト」で、グランプリに選ばれた学生の企画・提案を発表した。
同プロジェクトの今年度のテーマは、「Ambition to Explore」。同校の学生たちは、10年後の未来を想定し、ポジティブで冒険心を持った三菱自動車ユーザーに向けて、同社のコア技術である電動化・4WDを活かした、新しいライフスタイル・モビリティを企画・提案した。
オンラインで最終プレゼンテーションが実施され、学内プレゼンテーションを勝ち抜いた3人の学生たちが作品を提案。その結果、中村雪之丞さんの作品がグランプリに選ばれた。
中村さんは、スポーツEV、EVトライアスロンをテーマに、三菱の4WD技術を活かす新たな競技車両を提案。走りへの信頼感を表現するスタイリングや、レースに集中できるシンプルでノイズレスなコックピットが特徴で、異なる路面状況に対応するためタイヤや車高が変化する。
ランサーエボリューションやラリー競技車の要素を取り入れつつ、全く新しい車両にすることを意識したという。
プロジェクトを通しての講評は、「デザイン、デジタルモデリングのスキルがともに高く、すばらしい提案。アイディアもシンプルで分かりやすく、素直にかっこいいクルマ」というものだった。
三菱自動車×HAL「Ambition to Explore」は、HAL東京・HAL大阪・HAL名古屋3校のカーデザイン学科の学生を対象にした産学連携プロジェクト。
学生たちは今回のテーマに沿って、それぞれコンセプトやスケッチなどを全体デザイン案としてまとめ、1人1枚のプレゼンテーションパネルを完成させた。
4月のオリエンテーションから9月の表彰式までフルリモートで、三菱自動車の第一線で活躍するデザイナーが、制作過程を毎週細かく直接指導した。
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