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2021年10月29日

博報堂生活総研「2022年ヒット予想」で「オンライン授業/学習」が3位にランクイン

博報堂生活総合研究所は28日、首都圏・京阪神圏の15~69歳の男女1008人を対象に調査した、「生活者が選ぶ“2022年ヒット予想”」をまとめ発表した。

同研究所では、今年、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを生活者に提示して、「2022年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うかを調査。

今回発表したレポートは、「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう結果をポイント化したランキングと、ヒット予想の理由を分析しまとめたもの。

それによると、「2022年ヒット予想」のキーワードは「動かず、動かす」。ヒット予想の上位をみると、「動かず (=小さな動き、効率的な働きかけで)」、「動かす(=大きな充実や喜びを引き出す)」商品やサービスに生活者が注目していることが分かった。

同レポートでは、これまでに得られたコロナ禍の生活体験を踏まえ、小さな動きで大きな喜びが得られるように活動する4つの「動かず、動かす」を紹介。

1つ目の分析は「場所を動かず、満足を得る」。1位は「フードデリバリーサービス」で、「オンライン授業/学習」(3位)、「オンライン診療」(5位)、 「オンラインイベント」(7位)などのオンラインサービス関連、「家飲み」(13位)、「eスポーツ」(19位)などもランクイン。家ナカの機能を充実させつつ、居ながらにして満足を引き出すことが注目されている。

2つ目の分析は「人や組織に合わせず、活動を広げる」。「無人・非接触サービス」(セルフレジや無人店舗、ロボット給仕など)が2位に入っており、わずらわしさがなく効率的と評価されている。

「副業」(6位)や「ソロ活」(17位)、「資産形成・資産運用」(23位)もランクイン。これらは、人や組織に合わせて動くのではなく、身軽に個人の力を発揮していこうとするもので、自分の都合や時間を大切にしながら行動していく生活者の姿がうかがえる。

3つ目の分析は「手間をかけず、楽しみを味わう」。「冷凍食品・レトルト食品」が12位に入っており、利便性だけでなく、美味しさやバラエティ拡大など昨今の進化も評価され、期待が示されている。

「自動運転レベル3」(27位)もランクイン。こちらも技術進化が加速しており普及が予想されている。また、「国内旅行」が11位に入ったことについては、コロナ禍が仮に鎮静化しても、海外よりまずは手軽でリスクも低い国内からということが推測される。

最後の4つ目の分析は「構えすぎず、社会に関わる」。「電気自動車(EV)」が7位で、また 「SDGs」(10位)、「LGBTQ」(13位)など社会的なテーマもランクイン。

商品選択で普及を後押しする、情報発信で賛意を示す、できるところは協力するなど、一人ひとりは身近な関わり方ながら、社会全体の改善への動きは注目されると生活者は捉えており、「ジェンダーレスファッション」(27位)など、まさに身近な変化にも表れてくると予想している。

なお、「2021年ヒット実感」(今年ヒットした/話題になったと思うもの)についても調査しており、1位は「フードデリバリーサービス」、 2位「東京2020オリンピック・パラリンピック」、3位「オンライン授業/学習」、4位「家飲み」などとなっている。

コロナ禍の生活をサポートするサービスや活動以外にも、ヒットした楽曲、オンライン動画サービス、ゲーム、マンガなどのコンテンツもランクインしている。

この調査(2022年ヒット予想)は、首都圏・京阪神圏の15~69歳の男女1008人を対象に、9月22日~27日にかけて実施した。

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博報堂生活総合研究所

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