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2021年10月29日

アイディエーションが「保育ICTシステム満足度調査」実施、総合満足度No.1はCoDMON

アイディエーションは27日、「保育ICTシステム満足度調査」を実施した。結果を公表した。

近年、共働き家庭の増加に伴い、保育園等の利用は一般的なものに。その一方で保育士不足や保育士の労働環境など、「保育の受け皿」については課題も多く、改善する一つの手立てとして厚生労働省からも保育ICTの活用が推奨されている。こういった状況を鑑み、数あるシステムの中から現場の保育士にとって満足度が高いサービスについて、調査を実施した。

対象サービスは、「CoDMON(コドモン):コドモン」「kidsly(キッズリー):ユニファ」「Kids View(キッズビュー):日本ソフト開発」「桜システム(サクラシステム)エステム」。

保育ICTシステム自体の認知度を見ると、「知らない・はじめて聞いた」が42%となっており、保育園で働く人でさえも、4割以上が認知していないことが明らかになった。

保育ICTに対するイメージを見ると、「分からない/想像がつかない」と答えた人が33%と他の項目と比べ最も高い割合となっており、認知率と同じように、保育園で働く人ですら具体的にイメージできていない。一方で、恒常的な保育士の事務業務負担の多さを解消できるのではという期待から、「業務の効率が上がる」という回答も同じく33%と最も高い割合となったが、大きな変更を伴うイメージがあり、「コスト面」「導入の手間」「セキュリティ面」において懸念があると、上位にランキングしている。

保育ICTシステムの各サービスの認知度を見ると、17種類の保育ICTシステムのうち「コドモン」の認知率が28%と群を抜いて高い。利用率も認知度と同じような傾向となり、「コドモン」が15%と他サービスに比べ圧倒的に高い割合に。

現在保育ICTサービスを利用している人の中で、他サービスへ切り替え意向があると回答した人は全体の55%と切り替え意向がないと回答した人よりも多く、現在使用しているサービスへの愛着度が薄いことが明らかに。

保育ICTサービスを導入したい・切り替えたいと答えた人に対し、保育ICTの導入によって実現したいことを聴取したところ、「労働時間を削減したい」が47%と最も高く、やはり恒常的な保育士の事務業務負担の多さの解消を求める声が多かったという。次いで「保育の質を向上させたい」「職員同士の情報共有や連携を強化したい」が41%、「保護者とのやり取りを円滑にしたい」が40%、「園児の情報管理を簡易化したい」が38%、「登降園管理の自動化」が37%と僅差で続いた。

現場で運用するであろう具体的な機能別に注目して見てみると「登降園管理の自動化」が37%と他の回答と比べても高い傾向にあった。以降は、冒頭で述べた4つの保育ICTサービスを、現在実際に利用しているサンプルのみに、満足度などを聴取した結果に。

サービスの導入によりICT化できていると思う業務15項目のうち「登降園時間の記録」については、いずれのサービスでも比較的高くICT化できていると実感されていることがわかったという。4サービスでの比較では、「出席簿の作成」「指導案・要録の作成」において、キッズビューが他と大きく差をつけた。具体的な機能としてもっとも求められていた「登降園時間の記録」や「保護者との連携」をはじめとする全8項目においてコドモンが1位を獲得し、他サービスと比べ最も多い。

総合満足度では、認知率・利用率の高いコドモン(4.69pts)が1位となっており、桜システム(4.60pts)、キッズリー(4.52)と続いた。

すべてのサービスにおいてNPSがマイナスとなっていることは、保育ICT業界の課題ではあるが、NPSにおいては認知率・利用率の高いコドモン(-47.9pts)が1位となっており、桜システム(-63.3pts)、キッズビュー(-68.4pts)と続いた。

調査の詳細

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