2021年10月29日
保育者の95.2%が「保育中のヒヤリハット」を経験 =e-CHANNEL調べ=
e-CHANNELは28日、同社の保育者向けWebメディア「ほいくis」(ほいくいず)が、全国の保育者1593人を対象に実施した、「保育現場でのヒヤリハット経験」についてのアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、「ヒヤリ・ハットした経験があるか」との質問では、「ある」が1516件(95.2%)、「ない」が77件(4.8%)で、実に95%以上の保育者が「ヒヤリハット経験」していた。では、実際に「どのようなヒヤリハットを経験したのか」を聞いたところ、フリー記述で136件の回答が寄せられ、その中で特に多かったのが「転落」(29件)だった。
滑り台やブランコなど、遊具からの転落はヒヤリハットとして挙げられることがかなり多く、見守り体制の重要さを改めて認識する結果となった。
2番目に多かったのは「保育室/散歩からの抜け出し」(19件)。具体的には、「気付くと保育室内や公園からいなくなっていた」という事例。場合によっては交通事故など重大な事故に繋がる可能性もあり、決して見過ごせないヒヤリハット。
その他にも、「大きな石を拾って急に投げた子がいた」、「枝豆ご飯の枝豆を鼻に入れた」、「おままごとで絵の具のジュースを飲む真似をしていて、ペットボトルのキャップが外れかけた」、「トイレに園児を置き去りにした先生がいた」、「子どもが机をひっくり返した」といったエピソードが寄せられた。
この調査は、Instagramユーザーの保育者を対象に、8月17日に、「ほいくis」の公式Instagramアカウントでアンケートを取る形で実施。「ヒヤリハット経験」の有無を問う質問には1593人、「ヒヤリハットの事例」を聞いたフリーアンサーには136人から回答が寄せられた。
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