2021年10月22日
多様な性に関する授業後、小学生の9割が「今後は差別的な発言をしない」と回答 =ReBit調べ=
ReBitは21日、全国の小学5〜6年生849人を対象に実施した、「小学校高学年における多様な性に関する授業がもたらす教育効果調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、小学生に多様な性に関する授業を行う前に「今までに家や学校、TVやマンガなどで、オカマ・ホモ・オネエなどと言ってバカにしたり笑ったりしているところを、見たり聞いたりしたことがあるか?」と聞いたところ、59.2%が「ある」、21.5%が「分からない」と回答。
「ない」と回答したのは19.1%だったことから、小学校高学年の約6割が、日常生活の中で差別的な言葉に接していることが分かった。
なお、同授業前に「今までに家や学校で、だれかに対してオカマ・ホモ・オネエなどと言って笑ったことがあるか?」と聞いたところ、19.9%が「ある」、20.2%が「分からない」と回答し、「ない」と回答したのは59.8%だった。
このことから、約2割の子どもが自身でも差別的な言葉を発した経験があることが分かった。
一方、同授業を行った後は、「これからは、誰かに対してオカマ・ホモ・オネエなどと言わないようにしたいか」との設問に、91.8%が「はい」と回答。
約9割の子どもが、オカマ・ホモ・オネエなどが差別的な言葉であることを学習し、使わないようにしたいと考えたことが分かった。
また、性別2元論に関する設問「性別は、男か女の2つしかない」では、同授業前は34.3%だった「正解」が、授業後には91.7%と、57.4ポイント上昇した。
性的指向に関する設問「男の子は女の子を好きになり、女の子は男の子を好きになるのが当たり前だ」では、授同業前は49.3%だった「正解」が、授業後には92.6%と、43.3ポイント上昇。
性自認に関する設問「男の子のからだで生まれた人はみんな自分のことを男の子だと思っていて、女の子のからだで生まれた人はみんな自分のことを女の子だと思っている」では、同授業前は43.2%だった「正解」が授業後には90.8%と、47.6ポイント上昇した。
「いろいろなちがいを大事にするために、あなたができる工夫はどんなことか?」という設問では、「自分らしさを大切にする、自分の“すき”や“得意”を大切にする」89%、「その人らしさを大切にする、尊重する」88%、「“普通”や“当たり前”を決め付けない、押し付けない」80%、「“ちがい”を受け入れる、優しくする」63%、「否定的な言動をしないようにする(悪口をいわない、差別しない、排除しないなど)」57%、という結果だった。
この調査は、全国の小学5〜6年生を対象に、ReBitが制作した多様な性に関する教材キット「小学校高学年版Ally Teacher’s Tool Kit」を使って、小学校教員が授業を行い、授業前後で児童が回答したアンケート(選択式)とワークシート(記述式)を分析した。
調査期間は、2018年9月~2021年5月。回収した1274部のうち94部を除外し、有効回答数は849部だった。
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