2021年11月12日
コロナ禍で増えた学習機会、TOP3は「オンライン英会話」「YouTube」「通信教育」 =「おうち教材の森」調べ=
ARINAは11日、同社の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」が、幼児~中学生までの子どもがいる保護者496人を対象に実施した、「コロナ禍が家庭学習に与える影響に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「コロナ禍は学習状況に影響があったか」を尋ねたところ、72.9%の保護者が「マイナスの影響があった」と回答。「プラスの影響があった」は6.1%だった。
コロナ禍で休校や習い事、塾の縮小など、学習機会に大きな影響があったと考えられ、その結果、多くの保護者が学習状況に課題を感じていることが分かった。
「コロナ禍で教育に最もマイナスだったことは何か」を聞いたところ、「友人とのコミュニケーションが減った」31.7%が最も懸念されている影響だった。以下、「学校の勉強が遅れた」27.0%、「運動する機会が減った」21.5%などが続き、「影響が全くなかった」は僅か6.3%。
保護者の多くは、学習状況や運動不足よりも、人とのコミュニケーションが減る影響を心配していることが分かった。
「コロナ禍で増やした学習機会は何か」を聞いたところ、TOP3は、「オンライン英会話」21.7%、「YouTube」17.9%、「通信教育」10.4%だった。コロナ禍で休校や課外活動が減少した分、家庭でできるオンライン学習の機会が増加したと考えられる。
「コロナ禍で増やした学習機会」を世帯年収別に調べたところ、世帯年収が上がるほど「オンライン学習」の機会を増やし、世帯年収が低いほど「YouTube」を利用した学習機会を増やしていることが分かった。
世帯年収の高い家庭は、教育資金が豊富なことから「オンライン学習」に積極的で、世帯年収が高くない世代は「YouTube」で代用している傾向が見られた。
「コロナ禍で子どもの教育費は増えたか」を尋ねたところ、「変わらない」が最も多く64.7%。「増えた」は27.0%で、「減った」は8.3%だった。
コロナ禍による習い事や塾の縮小よりも、休校や学習機会の減少を補うために積極的に教育に投資した家庭が多い傾向が見られた。
「経済的に余裕があれば増やしたい学習機会は何か」を聞いたところ、「習い事」37.4%、と「塾」30.4%が多く、以下、「オンラインで学習」14.1%、「通信教育」7.5%などが続いた。
「コロナ禍で子どもの運動量は変ったか」を聞いたところ、82.7%が「減った」と回答。「変わらない」は13.9%、「増えた」は3.4%だった。
「コロナ禍で子どもは運動不足だと感じるか」を聞いたところ、70.8%が「運動不足」と回答。多くの保護者が子どもの運動不足を課題だと感じていることが分かった。
この調査は、幼児~中学生までの子どもがいる保護者496人を対象に、10月にインターネットで実施した。
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