2021年12月7日
中学受験を考えたのは「母親」、志望校を決めたのは「子ども本人」=クロスウェブ調べ=
クロスウェブは6日、同社の習い事メディア「EDUSEARCH」が、子どもの中学受験を考えている親と、実際に受験させた親合計300人を対象に実施した、「子どもの中学校受験についてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「塾などの受験勉強をさせたのはいつか」を聞いたところ、1位「小学3年」(93人)、2位「小学4年」(85人)、3位「小学5年」(73人)、4位「小学6年」(49人)という結果になった。
大手塾の中学受験コースの多くは小学3年生の2月ごろから開講することもあり、小学3年生の終わりから4年生にかけて始める児童が多いことが分かった。
「中学受験をしよう(させよう)と考えたのは誰か」との質問では、1位「母親」(115人)、2位「両親」(75人)、3位「子ども本人」(65人)、4位「父親」(42人)という回答。
「受験をしよう(させよう)と決めた理由は何か」を聞いたところ、1位「中高一貫で大学受験に有利だと思うから」(147人)、2位「教育内容が良さそうだから」(124人)、 3位「高校受験や大学受験がない環境が良いと思うから」(71人)、4位「学力レベルが近い生徒がいるから」(66人)、5位「校風がいいから」(65人)などの声が寄せられた。
「中高一貫校が大学受験に有利」といわれている理由のひとつとして、大学入試対策を前提としたカリキュラムを組んでいることがあげられる。私立中高一貫校では高2までに高校までの履修範囲を終え、高3の1年間を大学受験対策にあてる学校が多いが、中には授業のスピードが早くついていけない生徒もいるという。
「志望校を決めた時期はいつか」を聞いたところ、1位「小学5年」(97人)、2位「小学6年」(79人)、3位「小学3年」(72人)、4位「小学4年」(52人)だった。
小学5年ごろに志望校を決めた人が最も多かったが、自分がどの中学校ならいけそうか実力がわかるのも5~6年生ごろなので、納得の結果かもしれない。
「志望校を決定したのは誰か」を聞いたところ、1位「子ども本人」(140人)、2位「両親」(94人)、3位「母親」(40人)、4位「父親」(20人)という回答だった。
「毎月塾にかける費用はいくらか」との質問では、1位「2万円代」(76人)、2位「1万円代」(69人)、3位「3万円代」(65人)、4位「1万円未満」(44人)、5位「5万円代」(19人)などで、約7割が「1~3万円代」という結果だった。
「中学受験に関する情報は何を参考にしたか」を聞いたところ、1位「インターネット」(190人)、2位「友人や知人」(149人)、3位「塾」(133人)、4位「受験の情報誌」(73人)、5位「学校」(31人)などという結果だった。
「家でも勉強を教えていたか」との質問では、1位「教えていない」(94人)、2位「両親で教えていた」(93人)、3位「母親が教えていた」(66人)、4位「父親が教えていた」(37人)、5位「兄弟が教えていた」(3人)という回答。教えていないのが約3割、誰かが教えていたケースが約6割と、多くの家庭で勉強を教えていたことが分かった。
「中学受験と高校受験どちらが大変だと思うか」を聞いたところ、「中学受験」168人、「高校受験」132人で、中学受験のほうが大変だと思う人が多かった。
「親自身は中学受験を経験したか」を聞いたところ、「はい」(89人)、「いいえ」(211人)という結果だった。
この調査は、子どもの中学受験を考えている親と、実際に受験させた親合計300人を対象に、10月29日~11月3日にかけて、「CrowdWorks」でアンケートを取って実施した。
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調査結果の詳細
「EDUSEARCH」
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