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2021年12月8日

2022年に「武器になる資格」TOP3は「簿記」「FP」「TOEIC」=ユーキャン調べ=

ユーキャンは7日、10~50代の男女591人を対象に実施した、「働き方と学び方に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、2020年から引き続き新型コロナの影響で「おうち時間」が多かった中で、「新しく始めたことはあるか」と質問したところ、半数以上が「新しく始めたことがある」と回答。

最も多かったのは「アニメ・ドラマ・映画鑑賞」21.7%で、2位以降は「料理やお菓子作り」17.4%、「ヨガやウォーキングなど体を動かすこと」15.9%、「資格取得や語学習得に向けた勉強」15.1%などが続いた。およそ6.7人に1人が勉強を始めていることが分かった。

新型コロナ拡大の中での資格取得に対する意識を質問したところ、33.3%が「元々資格を取りたいと思っていたが、さらに必要性を感じるようになった」、26.7%が「資格取得には関心がなかったが、必要性を感じるようになった」と回答。合わせて60%が資格の必要性を感じていることが分かった

ユーキャン講座の受講者を、コロナ前(2019年4月~2020年3月)とコロナ禍(2020年4月~2021年3月)で比較したところ、全体の受講者は1.5倍増になっている。

年代別にみると、20代以下の受講者は1.6倍に増加。30代以上も各年代で1.3~1.4倍増えているが、20代以下の受講者が最も増えており、若い世代ほどコロナ禍で資格取得の重要性を感じていることが窺える結果となった。

伸長している資格にも、新型コロナによる影響が見て取れる。IT知識が身につく国家資格「ITパスポート」の受講者は2倍、エクセルやワードのスキルが身につく「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」(MOS)の受講者も同じく2倍伸長。

簿記、ファイナンシャルプランナー(FP)といったお金に関わる資格も引き続き人気を集めており、簿記3級の受講者は1.5倍、FP受講者は1.3倍と、コロナ禍の金銭的・経済的な不安を取り除くために取得を目指す人が増えてきていることが窺える。

また、「整理収納アドバイザー」は2.7倍と大きく伸びている資格。在宅時間の増加で家事代行サービスの需要が拡大する中、おうち時間を有効活用したり、在宅勤務での家事のストレスを減らしたりするため、家庭内の家事にも役立つ「整理収納アドバイザー」に注目が集まっている。

2021年1月~9月の人気講座を世代別(Z世代・ゆとり世代・就職氷河期世代)でみると、受講者数が大きく伸長している「整理収納アドバイザー」は、特に就職氷河期世代で人気。


また、2022年に取得しておくと「武器になりそうな資格」を聞いたところ、1位「簿記」18.8%、2位「ファイナンシャルプランナー(FP)」17.6%、3位「TOEICテスト」16.9%という結果になった。

2021年までは3年連続で「TOEICテスト」が1位だったが、4年ぶりに他の資格が1位になった。引き続き、グローバル化の中で英語は基本という考え方がありながらも、お金関連の資格の重要性が上がってきている様子が窺える。

2位には同じく定番かつお金関連の資格「ファイナンシャルプランナー」(FP)が続いた。もともとの関心の高さにプラスして、コロナ禍での資産への不安が現れる結果となった。

また、2022年は4位に「ITパスポート」がランクイン。「いままで以上にデジタル化が進んでおり知識がある人のほうが有利だと思う」(49歳女性)などといった声が寄せられた。

「今後新たな資格を取得したいか」と質問したところ、28.1%が「とても取得したい」、44.2%が「どちらかというと取得したい」と回答。合わせて72.3%が資格取得への意欲があることが分かった。

この調査は、10代~50代の男女 591人を対象に、11月2日~8日にかけて、インターネットで実施した。

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調査結果の詳細

ユーキャン

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