2021年12月3日
小中高生の家庭の入試情報収集は「学校のHPと受験情報サイト」 =栄光ゼミ調べ=
進学塾「栄光ゼミナール」は2日、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者446人を対象に実施した、「小中高生の家庭における入試の情報収集に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもが中学受験を経験した保護者に、メディアやウェブサイトからの情報収集について聞いたところ、メディアやウェブサイトから中学受験に関する情報収集を始めた時期は、子どもが「小学3~5年生」の時期に集中していた。
中学生の保護者では「小学3年生」が、高校生の保護者では「小学5年生」が、それぞれ最多で、中学生保護者の方が早い時期から情報収集していることが分かった。
また、情報収集を始めた時期が「適切だった」と感じている保護者は全体の67.6%。小学3年生までに情報収集を始めた家庭では「もう少し遅く始めても問題なかった」という回答も見られるが、小学5年生になると「もう少し早い時期に始めてもよかった」という回答が急増した。
同じく、子どもが中学受験を経験した保護者に、小学校や塾、知人からの情報収集について聞いたところ、情報収集を始めた時期については、メディアやウェブサイトからの情報収集と同じく、「小学3~5年生」に集中していた。
また、メディアやウェブサイトからの情報収集と比べて、特に中学生保護者では「小学校入学前~小学2年生」で始めた割合も高かった。
情報収集を始めた時期については、72.9%が「適切だった」と回答しており、メディアやウェブサイトからの情報収集よりも適切な時期に情報収集を始められたと感じている保護者が多いことが分かった。
同じく、子どもが中学受験を経験した保護者に、中学校のイベントや進学フェアなどからの情報収集について聞いたところ、情報収集を始めた時期については、「小学4~6年生」に集中しており、特に「小学5年生」で始めた家庭が最も多かった。
中学生保護者と高校生保護者を比べると、小学4年生で始めた割合に約15ポイントの差があり、メディアやウェブサイトからの情報収集と同様に、早期化の傾向が見られた。
他の情報収集に比べて時期が遅いのは、イベントによっては参加できる学年が限られていることや、受験をしようと考える学校がある程度明確になったタイミングでイベントに足を運ぶからだと考えられる。
情報収集を始めた時期については、全体の約7割が「適切だった」と回答しており、他の情報収集と大きな差は見られなかった。
中学、高校、大学の受験を予定している家庭を対象に、今後予定している受験に関する情報収集について保護者に聞いたところ、中学・高校受験予定の家庭では、それぞれ、進学を視野に入れている「中学や高校のホームページ」を活用している割合が9割弱で最多。
大学受験予定の家庭では、「大学のホームページ」も活用しているものの、「受験情報サイト・教育情報サイト」が最も高く約7割。また、中学受験予定の家庭は、高校受験予定や大学受験予定の家庭と比べて、「雑誌」や「書籍」から情報収集をしている割合が高かった。
同じく、中学、高校、大学受験予定の家庭を対象に、在学している学校や塾、知人からの受験に関する情報収集について聞いたところ、最も多くの家庭が活用しているのは「通っている塾からの情報」で、中学・高校受験予定の家庭では9割以上、大学受験予定の家庭では7割にのぼった。
また、「在学している学校からの情報」については、中学受験を予定している家庭は3.2%、大学受験予定の家庭では64.8%が活用していた。
この調査は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ「栄光モニター会員」(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、10月13日~27日にかけて、インターネットで実施。有効回答者数は446人。
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