2022年2月16日
小学生の親の3割以上が「“考える力”は大人数の教室学習では身に付かない」と回答=ToLico調べ=
ToLicoは15日、小学生の子どもを持つ全国の保護者1012人を対象に実施した、「子どもの自主学習に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもは自宅で自主学習をしているか?」と尋ねたところ、8割以上(81.6%)の保護者が「はい」と回答。自主学習の時間については、「30分程度」42.5%が最も多く、次いで「1時間程度」41.3%、「2時間程度」11.5%と続いた。
自主学習をしている子どもが8割以上いる一方で、2割近くの子どもは自主学習をしていなかったが、その理由については、「遊びを優先してしまう」48.9%が最も多く、次いで「ゲームをしてしまう」45.2%、「ダラダラしてしまう」38.2%と続いた。
また、「子どもはリモート学習(オンライン学習)をしたことがあるか?」と尋ねたところ、「どちらもない」40.3%が最も多く、次いで「経験あり(学校の授業のようなリアルタイムのオンライン授業)」39.1%、「経験あり(録画教材のようなオンデマンド型授業)」14.2%、「どちらもある」6.4%と続いた。
「子どもがリアルタイムのリモート学習(オンライン学習)をしてどう感じたか?」を聞いたところ、「対面授業に近い形で受けられる」28.6%、「集中できている」28.6%と回答した保護者が同率で最も多く、次いで「その場でコミュニケーションや質問ができる」23.2%、「時間が決まっているため合わせるのが大変」21.9%と続いた。
また、「子どもがオンデマンドのリモート学習(オンライン学習)をしてどう感じたか?」を聞いたところ、「自分のペースで学習できる」35.4%が最も多く、次いで「集中できていない」25.4%、「その場でコミュニケーションや質問ができない」22.5%と続いた。
「“考える力”は大人数で受ける教室学習で身に付くと思うか?」と質問したところ、「とてもそう思う」11.0%、「まあそう思う」55.4%、「あまりそう思わない」29.2%、「まったくそう思わない」4.4%という結果になった。
6割以上の保護者が、大人数の教室学習で身に付くと思っている一方で、3割以上が身に付くとは思っていないようだ。
なぜ大人数の教室学習では「考える力」が身に付かないと思うのか、その理由を聞いたところ、「考えなくても誰かが答えを出す、考え方が分からなくてもそれを意思表示できずにそのままになりがち」(30代男性)、「個人差が出てくるので、ついていけない場合も考えられる」(30代男性)、「人がいると集中できなそうだから」(40代女性)などの声が寄せられた。
「今までに子どもをプログラミング教室に通わせたことがあるか?」を聞いたところ、「現在通わせている」8.4%、「過去に通わせていた」7.6%、「通わせたことはない」84.0%という結果に。圧倒的に「通わせたことがない」保護者が多かった。
また、「子どもをプログラミング教室に通わせてどう感じたか」を聞いたところ、「本人のやる気次第」(30代男性)、「頭を使っている」(40代男性)、「物事を要領良く理解することができるようになった」(40代男性)などの声が寄せられた。
この調査は、小学生の子どもを持つ全国の保護者1012人を対象に、1月28日にインターネットで実施した。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)