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2022年2月4日
早稲田システム開発、ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」歴史と未来の交流館に導入
早稲田システム開発は3日、スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が、歴史と未来の交流館に導入されたと発表した。
同館は令和3年度にオープンした新しい施設。これまで分散していた資料を一か所に集約し管理することになったため、従来の資料管理では運用に大きな課題を抱えていた。新しい施設の開館に伴い、今後の収蔵・管理・検索がしやすいように、初めにクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を導入。そのシステムの付属機能であるポケット学芸員の導入検討へと進むことになった。
東海村には外国人も多く、同館では各展示に英訳等を表示するスペースも無かった。同アプリは、キャプションで書ききれない内容も入力でき、音声や画像、動画も対応しているため、活動とつなげた活用もできると考え選定された。
同館では常設展示について概要と付加的な情報を配信。常設展示にある情報だけではなく、同アプリでしか読めない詳しい解説も含まれる。館内の展示は展示のストーリーを意識した構成になっているため、配信コンテンツは資料一つ一つの情報ではなく、「資料からどのようなストーリーが読み取れるか」に重きを置いているのが特徴。
同アプリは、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリ。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができる。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されている。
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