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2022年4月1日

リクルート、吉岡町立明治小学校が「スタディサプリ」活用の成果を報告

リクルートは3月31日、同社のオンライン学習サービス「スタディサプリ」を2020年11月から導入している群馬県北群馬郡吉岡町立明治小学校における教員の指導方法の変化、児童の基礎学力や家庭学習時間、学習意欲に関する成果を発表した。

同校では、知識のインプットは授業だけでなく、スタディサプリを活用して家庭学習で補充。また、スタディサプリの講義動画を利用し、学びの多様性と楽しさを伝える取り組みを行ってきた。さらに、児童の「生きる力」の育成に向けて協働的な学びを実現するために授業を再設計。授業の中で教師が一方的に話す時間を半分程度に減らし、児童同士の話し合いや自らの考えを発表する時間を長くとれるようにした。

その結果、自主学習の習慣が身につき、児童の約9割が平日1時間以上の家庭学習を行うようになったという。勉強が苦手な児童では、教師の授業を聞いた後に講義動画を視聴して繰り返し学習するとともに、さまざまな教え方に触れることで単元の理解度を深める姿勢が見られた。また、勉強が得意な児童は、自ら積極的に難しい問題や上位学年の問題などにチャレンジして、楽しそうに学習に取り組んでいる姿が見受けられた。

これらの学習姿勢の変化の影響は学力に現れ始めており、小学5年生時点で実施したCRTテスト(絶対評価型テスト)の点数より、小学6年生時点の点数の方が高い結果が得られた。また、小学5年生、小学6年生の5月、小学6年生の1月の3時点で実施したアンケート調査において、通塾する児童が14%低下した。

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