2022年5月25日
休日の部活指導の民間委託、部活経験者の70%以上が「賛成」=日本トレンドリサーチ調べ=
NEXERが運営する日本トレンドリサーチは24日、事前調査で「中学校のときに部活動をしていた」と回答した全国の男女計1200人を対象に実施した、「中学校の部活動に関するアンケート」の結果をまとめ発表した。
それによると、「平日の部活動の指導は主に誰が担当していたか」を聞いたところ、91.3%が「学校の先生・職員」と回答。「外部の指導者」4.2%、「保護者」0.3%との回答もあった。
「学校の休日に部活動はあったか」を聞いたところ、「あった」66.5%、「なかった」33.5%だった。
一方、「休日の部活動の指導は、主に誰が行っていたか」を聞いたところ、平日同様、「学校の先生・職員」が最も多く87.3%。
平日は「学校の先生・職員」「外部の指導者」「保護者」が主に指導を行っているが、休日の主な指導者を「その他」と回答した人に、誰が指導をしていたのか聞いたところ、「先輩」(野球部60代男性)、「キャプテン」(テニス部60代男性)、「卒業した先輩」(テニス部60代男性)などの声が寄せられた。
また、休日の部活動の指導を「民間業者」に委ねることについて、どのように思うかを尋ねたところ、最も多かったのは「どちらかというと賛成」の41.6%で、「賛成」も合わせると7割を超えた。一方で、「どちらかというと反対」も16.1%いた。
「賛成」の理由については、「先生にも休みがいるから」(60代女性)、「ボランティアでやるには度を超えていると思うから」(50代男性)、「部活動の顧問をしている時間を、授業準備や資料作成を行う時間にあてるべきだと思うから」(20代男性)「実績のある指導者に教えてもらうことが能力の向上になるので」(40代男性)などの意見が寄せられた。
一方、「反対」の理由については、「責任の所在があいまいだから」(40代男性)、「部外者が学校に入るのは怖い」(30代女性)、「先生との良好な関係を築く場でもあると思うし、顧問が変わるというのは生徒側もやりづらいと思う」(20代男性)、「そもそも休日の部活動が不要」(50代男性)などの声が寄せられた。
この調査は、事前調査で「中学校のときに部活動をしていた」と回答した全国の男女を対象に、4月30日~5月17日にかけて実施した。有効回答数は1200人(20代以下・30代・40代・50代・60代・70代以上各200人)。
関連URL
最新ニュース
- 「すらら」活用で進化する英語 反転学習×学び直しの成功事例 /桜丘中学・高等学校(2025年3月18日)
- 「経済的に困難な状況」の世帯の中高入学費用、6割超が「生活費を削る」、約3割が「借入で工面」=セーブ・ザ・チルドレン調べ=(2025年3月18日)
- 習い事にかける月額費用、最多は「5000円~1万円」=ゼクノ調べ=(2025年3月18日)
- 「保育園の洗礼」で子どもが体調不良になり仕事を休んだ経験のある母親が9割超=げんきな免疫プロジェクト調べ=(2025年3月18日)
- 保護者の3人に2人がGIGA端末の処分方法を知らないと回答=児童生徒のデータプライバシー協会調べ=(2025年3月18日)
- 学生時代にもっと学んでおけばよかった分野、TOP3は「語学」「金融」「コミュニケーション」=R&G調べ=(2025年3月18日)
- 「情報I」DXツール「コエテコStudy byGMO」、都立小平高校の定期考査で採用(2025年3月18日)
- 奈良県、「奈良県女性デジタル人材育成プロジェクト」第3期生募集中(2025年3月18日)
- HIKKYと熊本県高森町、メタバースで地域活性化へ協定締結(2025年3月18日)
- ビジネスプランコンテスト「みんなの夢AWARD15」、グランプリなどを決定(2025年3月18日)