2022年6月1日
子どもの将来のための積立、ひと月「1万円以上〜1万5000円未満」が最多=スタジオアリス調べ=
スタジオアリスは5月31日、未就学児を育てる全国の男女500人を対象に実施した、「子どもの習い事と将来に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「将来子どもに就いてほしい職業」について聞いたところ、男の子と女の子どちらも1位は「会社員」(男の子30.8%、女の子28.4%)、2位は「一般公務員」(同18.4%、20.0%)だった。
会社員を選んだ理由は、「一番現実的だから」「無難だから」、一般公務員を選んだ理由には、「収入や地位が安定しているから」という意見が多く、安定志向がうかがえた。
男の子の3位(8.0%)、女の子の4位(7.6%)には「医師」がランクイン。「人の役に立つ仕事だから」「高収入だから」という理由が挙げられた。男の子ではランク外となった、女の子の3位「看護師」(8.0%)は、「女性でも長く活躍出来るから」「手に職をつけてほしいから」という点で支持された。
もし、子どもが険しい道のりが待ち構えていそうな将来を希望した際に、どのように対応するのかを聞いたところ、約4割(40.4%)が「全面的に応援する」と回答。
一方、僅差で「応援はするが、親のアドバイスも聞いてほしい」38.4%にも票が集まり、子どもの夢を応援したい気持ちと、危険な方向に進まないかと心配な気持ちが混在した、複雑な親心がうかがえた。
また、「子どもの将来にどのような不安を抱えているか」を聞いたところ、「経済的に自立できるか」36.4%や「安定した職に就けるか」33.6%を抑えて、「人間関係」64.6%が最も多かった。成長して人と関わる機会が増えるとともに悩みの種となり得る人間関係を危惧する傾向が強いようだ。
一方で、子どもの将来を考えて、いま取り組んでいることや今後取り組みたいことについて尋ねると、約6割(59.2%)が「教育資金などお金の積み立て」と回答。多くの親が、子どもが進む道を金銭的にもバックアップできるように用意を進めたいと考えていることが明らかになった。
また、「様々な経験をさせる」38.4%や「本人の特技を伸ばす」31.8%にも票が集まり、成長の糧となる経験を幼い頃から積ませたいと考えていることも分かった。
子どもの将来のために積み立てている金額について聞いいたところ、子ども1人あたり、ひと月に「1万円以上~1万5000円未満」14.4%が最も多く、以下、「7000円以上~1万円未満」8.0%、「1万5000円以上~2万円未満」8.0%などが続いた。
また、「未就学児の子どもに習い事を始めさせているか」を尋ねたところ、3割以上(33.2%)が「始めさせている」と回答。習い事を始めさせた年齢は、「3歳」27.7%が最多で、次に多かったのは、意外にも「1歳」21.1%、「0歳」15.0%で、3人に1人が1歳までに習い事を始めさせていることが判明した。
子どもにどのような習い事をさせているか、またはさせたいかを、子どもの男女別にランキングにしたところ、1位はどちらも半数以上の票を集めた「水泳」だった。また、男女で順位は異なるものの、「英会話・英語教室」、「ピアノ」、「学習塾・幼児教室」「体操」が上位にランクイン。6位以下は、男の子は「サッカー」や「武道」、女の子は「ダンス」だった。
習い事をさせている、またはさせたい理由については、7割以上(74.2%)が「好きなことや得意なことを見つけてほしい」と答え、「学力や体力を身に付けてほしい」47.4%、「幼いうちから様々な経験をさせてあげたい」35.9%が続いた。
また、子ども1人あたりにかけている、またはかける予定の習い事の費用は、ひと月に、「3000円以上~5000円未満」18.9%が最も多く、7割以上が1万円未満と答えた。
習い事に通わせている、または通わせる予定がある親に、「子どもが様々なことに挑戦・体験し成長する姿を思い出に残したいか」と質問したところ、「そう思う」63.2%、「どちらかといえばそう思う」31.8%を合わせて、95.0%が思い出に残したいと答えた。
子どもの写真を見返したときにどのように感じるかを聞いたところ、約9割(88.3%)が「子どもの成長を実感する」と回答。「幸せを実感する」47.6%や「子育てや仕事の励みになる」35.2%という意見も見られた。
この調査は、未就学児を育てる男女500人を対象に、5月6日~10日にかけて、Webアンケートという形で実施した。
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