2022年6月24日
コロナ禍で大学受験生の「スマホ利用時間」「スマ勉率」が上昇 =スタディプラス調べ=
スタディプラスは23日、同社の「Studyplusトレンド研究所」が、全国の大学生1780人を対象に実施した、「大学受験期のスマホを活用した学習に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
同調査は、2020年3月以前に受験期を迎えた大学生を「コロナ前受験生」、2020年4月以降に受験期を迎えた大学生を「コロナ禍受験生」と定義して、スマホ利用や電子参考書・教材の利用に関するコロナ前後での変化を調べた。
それによると、「大学受験期、1日のうちどのくらいの時間スマホを利用していたか」を聞いたところ、「コロナ前受験生」は、「1~2時間」48.2%、「3~4時間」28.6%、「30分以下」13.3%といった結果になった。
一方、「コロナ禍受験生」は、「1~2時間」45%、「3~4時間」32%、「5~6時間」9.7%。「コロナ前」より「コロナ禍」の方が「3~4時間」で3.4%、「5~6時間」で3.2%、「7時間以上」で2.7%上昇していた。
また、「受験期にスマホを使うことを制限した方がいいと思うか」と尋ねたところ、「少しは制限した方が良い」が6割以上(「コロナ前」66.3%、「コロナ禍」67.7%)で、「厳しく制限した方が良い」は1割前後(同9.1%、11.9%)だった。
スマホを使って勉強する「スマ勉」について聞いたところ、「コロナ前」86.5%から「コロナ禍」97.2%に「スマ勉率」が上がっていた。
具体的な利用方法も、すべての項目で「コロナ前」より「コロナ禍」の方が割合が増加。特に「映像授業の閲覧」20.4%、「SNSを活用した勉強、情報交換」16.5%は、「コロナ禍」の上昇が目立った。
また、電子参考書(電子教材)にフォーカスして、スマホでの受験期の利用状況を聞いたところ、「コロナ前」より「コロナ禍」の方が、電子参考書(電子教材)を「よく使っていた」割合は4.5%、「少し使っていた」割合は4.2%上昇しており、利用者数の伸びが見られた。
具体的な利用方法については、「電車や車での移動中など、紙の参考書を広げることが困難な時に使用していた」、「手にスマホしかないけどスキマ時間がある時に単語の確認などしていた」、「通学や、塾の自習室で勉強する時に荷物が重たい時などに利用していた」などの声が寄せられた。
この調査は、学習管理アプリ「Studyplus」の全国のユーザー(現役大学生)を対象に、5月27日〜6月3日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1780人(「コロナ前学生」570人、「コロナ禍学生」1210人)。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)