2022年8月5日
塾・予備校に通う目的、中学生は「学校の成績向上」、高校生は「受験対策」=スタディプラス調べ=
スタディプラスは4日、同社の「Studyplusトレンド研究所」が、通塾中の中高生1243人を対象に実施した、「塾・予備校に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「通っている塾・予備校の種類」を聞いたところ、中高生全体では、「集団指導」37.8%が1位、「個別指導」36.9%が2位、「自立型指導」23.2%が3位だった。
学年別にみると、中学生では「集団指導」の割合が各学年で6割前後を占め、高校生では各学年で「個別指導」が「集団指導」を上回り、最も多かった。「自立型指導」は、高校生全体では約3割を占めており、高校3年生では「集団指導」を上回った。
「塾・予備校に通いはじめた目的」について聞いたところ、中学生は「学校の成績を上げたかったから」69.6%、高校生は「受験対策がしたかったから」76.4%が最も多かった。
学年別では、中学1年~高校1年生にかけては「学校の成績を上げたかったから」、高校2年~3年生にかけては「受験対策がしたかったから」が最多。
塾の種類別にみると、全体及び「集団指導」の通塾理由はほぼ同じ傾向で、「受験対策がしたかったから」が約7割、「学校の成績を上げたかったから」が約5割。
「個別指導」では「学校の成績を上げたかったから」が約6割、「自立型指導」では「受験対策がしたかったから」が約8割と、全体の数値を上回る結果になった。
「塾・予備校に入塾することを決めたのは誰か」を聞いたところ、学年が上がれば上がるほど、「本人」が増える傾向が見られた。中学1年生は、「保護者」が「本人」を上回った。
入塾の「決め手」に関しては、すべての学年で「通いやすい立地だったから」が最多。また、入塾の「決め手」として、中学生では「ライバルと競い合える環境があると思ったから」「地元や友人の間で評判が良かったから」の割合が高く、高校生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」の割合が高かった。
「通っている塾・予備校を知ったきっかけ」を尋ねたところ、中学生は「親が知っていた」が約4割で最多。以下、「友人や先輩からの口コミ」、「現地を通りかかって見つけた」などが続いた。
高校生では「友人や先輩からの口コミ」が最多で、次が「親が知っていた」。また、「SNSの投稿」「インターネット広告」が、中学生と比較すると上位にランクインした。
「今の塾・予備校に通い始めたタイミングについてどう思うか」を聞いたところ、全学年では「ちょうどよかったと思う」が多数派だった。ただ、中学3年生、高校3年生の受験学年では、「遅かったと思う(もっと早く始めておけばよかった)」の割合が増加した。
この調査は、学習管理アプリ「Studyplus」ユーザーで、現在、通塾中の中高生を対象に、7月7・8日にインターネットで実施した。有効回答数は1243人。
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