2022年7月4日
コロナ禍の保護者の悩み、全体的に減少傾向も「子どもの生活リズムの乱れ」が増加=やる気スイッチグループ調べ=
やる気スイッチグループは、同社のスクールに通う生徒の保護者3046人を対象に実施した、「コロナ禍の子どもの学びと習い事に関するアンケート調査」の結果をまとめ、7月1日付で発表した。同アンケート調査は、同社が2020年から毎年実施しており、今回で3回目。

それによると、コロナ禍での子どもの成長で、保護者1人あたりの困ったこと・悩みごとの項目は、昨年の調査結果と比べて10項目中8項目が1.9%~18.2%減少しており、1人あたりの悩みの数も昨年の平均2.9項目から2.4項目(15.3%減)となり、全体的に減少傾向にあることが分かった。
悩みが最も減ったのは、「子どもの居場所不足」(20.5%、昨年比▲18.2%)で、今年の悩みのトップ3「イベントの中止」(55.6%、同▲13.0%)、「運動不足」(46.0%、同▲1.9%)、「子どもの精神的ストレス」(31.5%、同▲2.5%)についても、いずれも昨年より減少した。
だが、「生活リズムの乱れ」(28.5%、同+3.3%)と、「子どもの預け先」(7.3%、同+2.1%)は、昨年よりやや増えたことが分かった。
今年新たに加えた項目「コロナの長期化でウィズコロナの時代になってきており、困りごとや悩みでコロナに起因しているものは特にない」を選択した保護者は、全体の7.5%だった。
「生活リズムの乱れ」の悩みを学齢・学年別にみると、中学2年生(16.9%)と中学3年生(25.1%)が最も高かった。
また、「学習の遅れ・学び残し」についても、全体的には大きく減少しているものの、やはり中学2年生(20.1%)と中学3年生(26.9%)が最も高く、「精神的ストレス」も同様に中学2年生(13.0%)と中学3年生(18.0%)が最も割合が高かった。コロナ禍の子どもの成長では「中2・中3の壁」があるようだ。
保護者からは、「外出が減り、自宅でゲームばかり」(小4保護者)、「泊りがけの活動や公共交通機関を使った遠出など、経験させる機会が持てない。どうしてもゲームやYouTubeなどの時間が長くなる」(小6保護者)、「学校側の対応が後手後手なので、勉強については塾がメインになってきている」(中2保護者)などの声が寄せられた。

また、「今年度から新たに始めた・始める予定の習い事」を聞いたところ、トップ 3 は「学習塾」(42.0%、昨年比+7.3%)、「スポーツ」(28.0%、同▲5.5%)、「英語・英会話」(18.7%、同+2.9%)で、昨年とほぼ同じ結果だった。
コロナ禍3年目で学習塾や習い事に通う頻度・回数は全体的には大きな変化はなかったが、今年度から新たに学習塾や習い事を始めた・始める予定の人は全体で4 人に 1 人(26.1%)という結果だった。
今年度新たに学習塾や習い事を始めた・始める予定と回答した人の約半数(42.2%)は、新型コロナに関係なくそれらを開始。これに対して、新型コロナの感染拡大や長期化で習い事・学習塾を諦めた人(5.7%)やスタート時期を見合わせた人(6.1%)、または迷っている人(5.3%)は全体の中では少数だった。

昨今広がるエドテック関連については、「プログラミング」を始めた・始める予定は全学年中、小学1年生が最多(26.5%)だった。
「オンライン形式の学習塾」「オンライン形式の英会話」も小学1年生(それぞれ34.8%と12.0%)、未就学児(それぞれ17.4%と32.0%)と、低年齢層の保護者のエドテックへの関心の高さや、オンライン形式の塾・習い事への抵抗の少なさが伺えた。
その他、「他の子どもと関われる習い事」、お金の勉強やNFT(非代替性トークン)講座など、昨今注目される金融教育に関する保護者のコメントも多数見られた。
この調査は、「やる気スイッチグループ」のスクールに通う生徒の保護者を対象に、4月15日~5月19日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は3046人(未就学児~18歳、その他の生徒の保護者)。
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