2022年7月21日
幼児教育で最も効果実感があるのは「勉強」ではなく「絵本の読み聞かせ」=ちいく村調べ=
C.Dreamsは20日、同社の教育メディア「ちいく村」が、0歳~6歳の幼児を持つ親200人を対象に実施した、「幼児教育に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、幼児期に実践した幼児教育で効果実感があったものを聞いたところ、最も多かったのは幼児教材や通信教育ではなく、「絵本の読み聞かせ」だった。200人中72人が回答しており、人気の通信教育よりも効果があると感じている親が多かった。
一方、通信教育などの「幼児教材」に効果を感じたのが200人中40人で、次いで「知育おもちゃ」の36人。具体的なスキルを伸ばす習い事や通信教育よりも、「絵本の読み聞かせ」に効果を感じている親が多かったのは興味深い結果。
また、幼児教育を実践して最も感じた効果を聞いたところ、1位は「物事への興味関心が増えた」79人で、2位の「学ぶことの楽しさを覚えた」37人の2倍以上に上り、多くの親が幼児教育で感じる効果であることが分かった。
2位以下を見ると、「学ぶ事の楽しさを覚えた」が37人、「文字や数字ができるようになった」が32人だった。1位は子どもの感性に関することだったが、2位・3位は子どもの勉強への姿勢や学習に関することだった。
また、絵本の読み聞かせや知育、勉強など、幅広い教育を行う幼児教育を「うまく続けていくコツ」を聞いたところ、「本人が楽しめるものを選ぶこと」115人が1位だった。
2位は「無理させない・過度にさせない」58人で、楽しめること・無理させないことで全体の86.5%を占める結果となった。
以下、「親子で楽しめる教育を選ぶ」21人が続いており、子どものモチベーションを最優先にしつつ、親子で楽しみながら取り組むことが、幼児教育をうまく続けていくコツであることが分かった。
この調査は、0歳~6歳の幼児がいる親を対象に、7月に、インターネットによる任意回答という形で実施した。有効回答数は200人。
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