2022年8月4日
「ネッ友」がいる小中学生は59%、うち15%が「会ったことがある」と回答=ニフティキッズ調べ=
ニフティは3日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生を中心とした子ども1465人を対象に実施した、「インターネット上の友だち(ネッ友)に関するアンケート調査」の結果をまとめたレポートを公開した。
それによると、小中生に「今、ネッ友はいるか」を聞いたところ、約6割(59%)が「いる」と回答。「いない」は41%だった。
「ネッ友と知り合ったきっかけ」を聞いたところ、最も多かったのは「ゲーム」で、小学生は57%、中学生は38%だった。次いで「LINE」の23%、「Twitter」の19%で、第1位の「ゲーム」以外はSNSが上位にランクインした。
その他では、子ども向けコーディングコミュニティ「Scratch(スクラッチ)」や「ニフティキッズ」、ネットの掲示板などがあげられた。
ゲームでネッ友と知り合った小中生に「何のゲームか」を聞いたところ、「Apex Legends」や「フォートナイト」などをはじめとするクロスプラットフォーム対応のゲーム、「sky 星を紡ぐ子どもたち」などのスマホアプリゲームが挙げられた。
また、「実際にネッ友と会ったことがあるか」を聞いたところ、「ある」と答えたのは全体15%で、8割以上(85%)が「会ったことはない」と回答。ネット上で交流を深めても、直接会うまでには至らないケースがほとんどのようだ。
ネッ友と会ったことがある小中生に「実際に会ってみてどうだったか」を尋ねたところ、「ネット上での印象と変わらなかった」が49%で、「ネット上での印象より良かった」が36%。一方、「ネット上での印象より悪かった」は2%だけで、「聞いていた情報(性別・年齢など)と違っていた」も5%いた。
また、ネッ友と会ったことがない小中生に「会いたいと思うか」を聞いたところ、最も多かった回答は、「会いたいけど怖い」と「会いたくない」で、どちらも全体の29%を占めた。
一方で、会いたいけど「おうちの人に禁止されている」15%、「友だちに会わない方がいいと言われている」2%もいて、ネッ友と会ったことがない小中生のうち4割以上が「会いたい」と思っていることが分かった。
ネッ友がいない小中生に「ネッ友を作らない理由」を聞いたところ、最も多かったのは、全体の56%を占めた「トラブルになりそうで怖いから」で小学生は58%、中学生は56%を占めた。以下、「SNSを使っていないから」47%、「必要だと思わないから」45%と続いた。
ネッ友の良いところを聞いたところ、お互いのことをあまり知らないからこそ、「遠慮なく気軽に話せる」「友だちよりも気を遣わなくていい」などのメリットがあげられた。
また、遊ぶ時間が限られているリアルの友だちに比べて、ネッ友は「いつでもどこでも話せる」「わざわざ外出しなくても遊べる」といった意見も寄せられた。
一方、ネッ友の良くないところを聞いたところ、顔が見えないことがメリットになる反面、ネットならではのデメリットがあげられた。また、「やたら汚い言葉を使ってくる」「簡単に暴言を吐く」「女の子だと思ったら、実際はおじさんだった」という実際に嫌な思いをした声も寄せられた。
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、6月15日~7月6日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1465人。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月11日)
- 教育ネット、徳島県立全学校に「おたすけ学校AI」を実証導入(2025年1月10日)
- コドモン、岩手県奥州市の保育所7施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年1月10日)
- 約4割の学生が「5社以上」のインターンシップなどに参加 =学情調べ=(2025年1月10日)
- タイパ・コスパの高い「オンライン学習塾」が共働き家庭の支えに =オンライン指導塾そら塾調べ=(2025年1月10日)
- 受験は親にとっても大きな挑戦、受験生の負担を気遣う親が行う「見えない応援」とは =ジョンソン調べ=(2025年1月10日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2025年1月10日)
- 社会構想大学院大学、「教育CIO養成課程」を2月に開講 ICTを活用した教育改革のリーダーを育成(2025年1月10日)
- アイディア高等学院、「個性に合わせた能力向上」をめざした教育を開始(2025年1月10日)
- 三信電気、日建学院の出席確認システムに顔認証の仕組みを導入(2025年1月10日)