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2022年8月22日

塾の夏期講習、「受験」「勉強不安」をきっかけに約6割が小学生から開始=「テラコヤプラス by Ameba」調べ=

CyberOwl(サイバーアウル)は19日、同社の総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が、夏期講習に通ったことがある全国の小学2年~高校3年生の子どもの保護者500人を対象に実施した、「塾の夏期講習についてのアンケート調査」の結果を発表した。


それによると、「子どもが初めて塾の夏期講習に通った学年」を聞いたところ、「小学5年生」と「中学1年生」がそれぞれ14.4%で最も多かった。勉強の難しさが一段と上がる小学5年生と、小学校から中学校へ進学した節目のときに、「夏期講習」を考え始める家庭が多いようだ。

次に多かったのが高校進学を控えた「中学3年生」11.8%だったが、以下は「小学3年生」11.6%と「小学4年生」11.4%が続いており、小中高の学校別で見ると、約6割(62.2%)が小学生のときに「夏期講習デビュー」をしていたことが分かった。


「夏期講習を始めたきっかけ」を聞いたところ、最も多かったのが「受験のため」33.7%で、わずかな差で「子どもの勉強に不安があったから」33.1%が続いた。

学校別にみると、小学生では「子どもの勉強に不安があったから」35.2%が、中学生では「受験のため」33.7%が最も多く、高校生ではその両者が同率(36.4%)で最多だった。

「夏期講習を探し始めた時期」を聞いたところ、「その年の6月」31.1%が最も多かった。それ以外では、夏期講習が始まっている「その年の8月」2.2%を除いて、16%台で横並びだった。そのなかには「その年の4月以前」16.9%、つまり前の学年から探し始めたという保護者もいた。


「夏期講習の情報収集」については、約3割(34.0%)が「保護者同士の口コミ」と回答しており、「インターネット(SNS以外)」26.5%では塾のホームページや塾の口コミサイトを利用しているようだ。


また、夏期講習に通い始めた割合の高い「小学1年~中学3年生時」にかかった費用について調べたところ、最も平均費用が高かったのは「中学3年生」で約6万4111円。多くの中学生が高校受験を控えており、学校の予習復習に加えて受験対策用の特別講座などの費用が追加で発生するため平均費用が高くなっていると考えられる。

小学生では、「小学3年~4年生」にかけて平均費用が約1万円上がっていた。逆に、「小学4年~5年生」にかけては平均費用が少し下がっていたが、これは「夏期講習に初めて通った学年」で小学5年生が最も多かった結果に関係しており、受講する人数が多くなった分、費用にも幅が出てきたためと考えられる。

「小学6年生」では、平均費用がぐんと上がっていたが、中学受験する場合としない場合では費用に差が出てくる。「中学受験していない」小学6年生の1シーズンあたりの夏期講習の平均費用は約3万1032円で、「中学受験した」場合は約7万4123円だった。

「中学受験した」場合で、最も多かったのは「10万円~10万9999円」21.1%。「11万円以上」は17.5%で、この2つを合わせると、中学受験をした家庭の約4割(38.6%)が10万円以上支払っていることが分かった。

一方で、3万円台(3万~3万9999円台)も13.4%と一定数いることから、中学受験をする小学6年生のなかでも費用にバラつきがあることも見えてきた。


また、「夏期講習後の通塾状況」について尋ねたところ、約8割(77.8%)の家庭が、夏期講習後も「夏期講習と同じ塾へ通塾した」と回答。どこにも「通塾しなかった」家庭はわずか約2割(18.4%)だった。

「夏期講習に通って良かった点」を尋ねたところ、勉強や生活のメリハリに関することが良かった点として多く寄せられたが、一方で「新しい友だちができた」、「すごく楽しそうだった」という回答もみられた。

この調査は、全国の夏期講習に通ったことがある小学2年~高校3年生の子どもの保護者500人を対象に、6月17日~7月30日にかけて、インターネットで実施した。

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調査結果の詳細

「テラコヤプラス by Ameba」

CyberOwl

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