2022年8月25日
相模原市、「電子書籍・読書資料循環制度」の導入で子どもの読書を応援
相模原市は、子どもの読書を応援し、読書をより身近に感じてもらえるよう、2つの新たな取り組み「子ども読書資料循環制度」と「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を、9月からスタートする。
「子ども読書資料循環制度」は、図書館スタッフが厳選した絵本や紙芝居などの児童書約4600冊を新規購入。これを156セットに分けて、市内の保育園や児童館などの子ども関連施設に「おすすめ児童書セット」として送付。このセットを2カ月ごとに循環させる。
施設を利用する子どもたちは、定期的に入れ替わる新しい本を自由に読むことができ、より多くの本に出会い、気軽に本に触れられるようになる。
各施設に届くコンテナには、30冊程度の児童書と、図書館スタッフが子どもへの思いを込めて作った手作りPOPが入っている。児童書の組合せは約50通り。各施設に年間180冊の児童書を届け、活用してもらう。
循環対象施設は、同市立の子ども関連施設約120箇所(保育園、幼稚園、認定こども園、児童クラブ、こどもセンター、児童館、児童相談所及び陽光園)。
また、「電子書籍サービスの提供」では、児童生徒がタブレット端末などで利用できる電子書籍の閲覧・貸出サービスを、9月1日から開始する。
学校や自宅などでの学習に電子書籍が活用できるよう、学校と図書館が連携して実施するもので、「みんなで一緒に読める本」、「図鑑・辞典・百科」、「SDGsの本」などの特集テーマの中から授業や調べ学習などに活用できる。
同市立小中学校と義務教育学校の児童生徒は利用申請不要で1人あたり2点まで、貸出期間1週間以内で利用できる。一般の人も、利用申請すれば同様の利用ができる。
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