2022年10月3日
麹町学園女子中・高、減災教育普及協会と連携しみらい科で防災ワークショップを実施
麹町学園女子中学校高等学校は9月29日、減災教育普及協会と連携し、防災ワークショップをみらい科の授業の中で開催したと発表した。首都直下型地震や南海トラフ地震などで、学校で被災したと想像し、より安全・安心な状態で自分の身を守れるようにするための意識づけをおこなうことを目的に、2時間の授業として行った。
現在、世界では加速度的に技術革新が進んでいる。その時代の中心を生きていく現代の中高生には、めまぐるしく変わっていく時代の変遷に柔軟に対応していける能力や資質(コンピテンシー)が求められている。また、これから大きな変貌を遂げる社会に歩み出さざるをえない生徒たちには、それに立ち向かう恐怖を跳ね返すだけの強さ(レジリエンス)が必要になる。これらを育む取り組みとして、同学園では週1時間「みらい科」という授業を展開。今回は「防災」というキーワードに着目した授業となった。
1時間目には、減災教育普及協会理事長の江夏猛史氏による講演をオンラインで実施。起こりうる想定外の災害において、生き残るために必要なことを教わった。2時間目には、被災して校内に留まることになった際、より安全・安心に校内での生活を過ごすためのマイポーチを準備するワークショップを行った。高校2年生がリーダーとなり4~5人1グループの縦割り班をつくり、ポーチの中身を考えた。
同学園では、今後は年3回の学校行事としておこなっている避難訓練などで、減災教育普及協会と連携して「減災」を意識した訓練を行っていく。
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