2022年11月16日
東京女子大学、「情報数理科学専攻の立ち上げ」など教学改革第一段階を始動
東京女子大学14日、2024年度に「全学共通カリキュラムの大胆な改革」「情報数理科学専攻の立ち上げ」「経済・経営学分野の強化」を実施すると発表した。
これは同大学が創立以来百余年にわたって追求してきたリベラルアーツ教育を、現代的に展開するための改革第一段で、今回の改革を行うに先立ち2022年度には3つのセンター(英語/AIデータサイエンス/教育学修支援)を開設した。2025年度には第二段階として全学的な学科再編を行う予定。
同大学では2024年度の教学改革として、全学共通カリキュラムの大胆な改革を行う。従来は副専攻制度や所属する専攻以外の専攻の授業を自由に履修することにより学際的な学びを可能としてきたが、そうした学びを一層具現化した科目群として「知のかけはし科目」を新設する。
同科目は異なる学問領域の教員2名によるティーム・ティーチングを導入し、教員同士が一つの課題についてダイナミックに議論を交わし、学生とアクティブに学び合う科目。文系・理系といった単純な枠組だけでなく、さまざまな専門領域の壁を越えて、真に学際的な学びを現出する。異なる思想との折衝を通じて、自らの知的関心を拡げ、あるいは再考し、専門の学びを広い文脈で捉え直すことを狙う。他にも、AI・データサイエンス教育の全学必修化、英語教育の全学的な強化も行う。英語教育は3年次以降に行う研究、卒業論文執筆の力を身に付くよう、従来の4技能に加え、DebateとPresentationの能力を磨く授業を必修とする。
また2025年度の全学的な学科再編に先立ち、情報数理科学専攻の立ち上げと経済・経営学分野の強化も行う。既存の2専攻(数学専攻・情報理学専攻)から、新たに1つの専攻として「情報数理科学専攻」を立ち上げ、AI・データサイエンスを含む幅広い選択肢から卒業研究のテーマを学べるようにする。また、従来日本の女子大学で十分ではなかった経済・経営の分野を新たな教員配置で強化し、企業ビジネスや地域マネジメントに興味をもつ学生たちの志を応援する。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)