2022年12月21日
NTT LS、長野・伊那市で「高校生によるVR学校紹介制作」のハンズオン講座実施
エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ(NTT LS)は20日、60度VR映像の学校紹介動画を高校生自身が企画・制作するという新たな体験型プログラムを実現させ、その模様を公表した。
同プログラムは、長野県伊那市企画部ならびに上伊那広域連合「郷土愛プロジェクト」、および伊那市近郊の高校5校(上伊那農業高校、高遠高校、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校)と連携して実施。
学校紹介動画を生徒自身が360度カメラで撮影・制作する体験学習と、事前のVOD学習、参加校同士の交流といった複数のカリキュラムを組み合わせ、コロナ禍の新しい学習スタイルとしても注目されている「ブレンド型学習」形式での研修プログラムとして構成。11月27日に伊那市役所で完成動画試写会を開催した。
完成した動画は、12月9日から、「伊那市公式動画チャンネル」内のYouTubeコンテンツとして公開されており、今後、参加校への入学を検討する中学生や、伊那市近郊への転入を検討するファミリー層などに向けて、市内外に広く情報発信していく予定。
10月下旬に実施した事前VOD学習では、VRをはじめとしたXR技術に関する基礎知識や360度VR動画の企画・制作ノウハウが学べる動画コンテンツを提供。生徒たちはスマホなどで各々好きなタイミングで視聴した。
10月30日には、参加5校の交流プログラムと集合研修を実施。360度カメラの実機を使って操作体験や、制作する動画のテーマや構成について話し合ったりしたほか、絵コンテの制作も行った。
集合研修当日に360度カメラを生徒へ貸し出し、翌日から1週間が動画撮影期間となった。11月上旬の日も短くなる中、生徒たちは授業中・昼休み・放課後の時間をフル活用して課外活動的に思い思いの動画を撮影。
動画の編集は同社の映像制作部門に所属するプロの編集技術者が行ったが、生徒たちは「編集会議」に参加して、映像をどうつなげるか、テロップやBGMはどこで入れるか、イメージ通りの作品になるよう編集技術者と相談しながら仕上げを行った。
完成した5校のVR映像は、11月27日の完成動画試写会でお披露目。各校の生徒は工夫したポイント、苦労した点などを発表し、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して、工夫が凝らされた作品を360度映像として楽しんだ。
【プログラムの概要】
名称:「2022年度 高校生によるVR技術を用いた学校紹介動画作成」
期間:10月~11月
参加校:上伊那農業高校、高遠高校、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校
全体カリキュラム:
・事前VOD学習(10月下旬):VRや映像制作の基礎に関する動画学習
・集合研修(10月30日):360度カメラの操作体験、企画・コンテ制作など
・撮影体験/編集(11月上~下旬):動画撮影/プロの編集技術者との編集会議
・完成動画試写会(11月27日):HMDで作品鑑賞
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)