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2023年3月17日

長野高専、「AT機器の開発体験ワークショップ」を実施

障害者や高齢者の暮らしを支える「支援技術(Assistive Technology 以下AT)」の研究開発に取り組む長野工業高等専門学校は15日、「~カードをかざすと発話する~Card to Speech」を製作する「AT機器の開発体験ワークショップ」を、県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボで実施したと発表した。

同イベントは、同校が参画するGEAR5.0(ギア)プロジェクトのATに関わる人財育成の一環として、要支援当事者・支援者・関係者が集まる協働の場作りを推進する目的で実施するもの。

2月18日に実施した同ワークショップでは、県内の特別支援学校の教員と関係者合わせて3組6名の参加者に、「Card to Speech」の製作を行った。

当日は、参加者1組あたり1名の教職員が付き添いながら、参加者に機器内部への部品の取り付けから、電子部品のハンダ付け作業までを体験してもらった。3時間ほどで機器が完成。同機器にスピーカーを接続しカードをかざして言葉が発話されると、喜びとともに拍手する光景が見受けられた。

イベント後のアンケートでは、「初めてハンダ付けをして楽しかった」「電子機器を作る体験ができて良かった」という感想が寄せられた。また、活用方法についても、「教具として学校で使用したい」「聞き取りの練習カードとして」「聴覚障がいの方のコミュニケーション支援」等の意見が集まった。

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