2023年3月17日
NTT西×関学×阪急電鉄、通学定期券購入などのDXに関する実証実験を実施
NTT西日本、関西学院大学、阪急電鉄の3者は、同大教育学部の学生約1400人を対象に、通学定期券購入などのDXに関する実証実験を、3月22日~4月30日にかけて実施する。
従来、通学定期券の購入には、大学などの教育機関が発行する通学証明書を駅窓口に提出して購入する必要があり、毎年繁忙期には、定期券購入のための待ち時間が長くなり社会課題になっている。
今回、全国初の試みとして、NTT西の証明書発行サービスから阪急の定期券インターネット予約サービス「eていき」(eていきシステム)に通学証明のデータ連携を行い、学生が自宅などに居ながらスマホなどで通学証明の発行や通学定期券のオンライン予約をして、券売機で通学定期券を購入できるサービスをトライアル提供する。
これまで同大が手作業で発行、学生に配布していた通学証明書発行業務のシステム化を行い、通学経路の申請/承認の業務効率化の有効性を検証する。
また、NTT西が大学に提供する証明書発行サービスの在学情報と通学経路データを阪急の「eていきシステム」に連携して、学生が阪急の定期券販売窓口に紙書類を持参することなく、券売機で通学定期券を購入できるサービスをトライアル提供。このサービスによる学生の利便性と阪急の業務効率化、駅窓口の混雑緩和などに対する有効性を検証する。
今回の実証実験では、通学経路の承認ワークフローに加え、大学・自宅最寄り駅かつ最短経路など規定の条件を満たした場合に自動承認を行うことで、大学の業務量を大幅に削減。
学生目線では、通学途中や自宅に居ながら通学証明の申請や通学定期券のオンライン予約が可能になり、購入時も予約番号を券売機に入力するだけで手軽に完了。待ち時間の短縮や利便性向上の効果が期待できる。
実証実験の概要
実施期間:3月22日(水)~4月30日(日)
実施対象:関西学院大学・教育学部の全学部生 (約1400人)
実証に用いる技術:
①証明書発行サービス
学生は同サービスにログインすることで、通学経路の申請(②に連携)、通学証明書の発行、通学定期券のオンライン予約(③に連携)が可能。真正な在学情報と大学承認済みの通学経路データを組み合わせ、通学証明書のコンビニ発行やデータ連携を実現
詳細
②通学Web
通学証明に必要な通学経路の大学窓口への申請/承認がWebで可能。住所から自宅最寄り駅を特定し、大学最寄り駅までの最適な通学経路を探索可能。さらに最安経路など規定の条件を満たした場合に自動承認を行い、通学経路承認業務の効率化を実現
詳細
③定期券インターネット予約サービス「eていき」(eていきシステム)
阪急電鉄のWeb上で、利用区間や期間などを入力して予約番号を取得し、定期券発売窓口ではなく券売機で定期券の購入が可能。通学証明書の提出・確認は、駅窓口で行う方法と、Web上で画像を送付する方法の2種類がある。今回の実証実験では、APIの実装で真正な予約内容がデータ連携されることで、確認業務の省力化を実現
詳細
関連URL
最新ニュース
- 「すらら」活用で進化する英語 反転学習×学び直しの成功事例 /桜丘中学・高等学校(2025年3月18日)
- 「経済的に困難な状況」の世帯の中高入学費用、6割超が「生活費を削る」、約3割が「借入で工面」=セーブ・ザ・チルドレン調べ=(2025年3月18日)
- 習い事にかける月額費用、最多は「5000円~1万円」=ゼクノ調べ=(2025年3月18日)
- 「保育園の洗礼」で子どもが体調不良になり仕事を休んだ経験のある母親が9割超=げんきな免疫プロジェクト調べ=(2025年3月18日)
- 保護者の3人に2人がGIGA端末の処分方法を知らないと回答=児童生徒のデータプライバシー協会調べ=(2025年3月18日)
- 学生時代にもっと学んでおけばよかった分野、TOP3は「語学」「金融」「コミュニケーション」=R&G調べ=(2025年3月18日)
- 「情報I」DXツール「コエテコStudy byGMO」、都立小平高校の定期考査で採用(2025年3月18日)
- 奈良県、「奈良県女性デジタル人材育成プロジェクト」第3期生募集中(2025年3月18日)
- HIKKYと熊本県高森町、メタバースで地域活性化へ協定締結(2025年3月18日)
- ビジネスプランコンテスト「みんなの夢AWARD15」、グランプリなどを決定(2025年3月18日)