2023年3月20日
zero to one×東北大×昭和大、対話型AIを使った「AI模擬患者」の開発に着手
zero to one(ゼロ・トゥ・ワン)は17日、東北大学自然言語処理研究グループ(東北大NLPグループ)、昭和大学と連携して、自然言語処理の技術を生かした、医学教育向けの対話型AIチャットサービス「AI模擬患者」(仮称)の開発に着手したと発表した。
このプロジェクトでは、AIを使った模擬患者を創造する新しいシステムの開発を目指して、医学教育のAI活用を通したDX推進に取り組んでいく。
「AI模擬患者」は、日本では初歩レベルのものも含めて実現しておらず、とりわけ自然言語処理技術と音声認識の進歩を活かして実現した場合は、革新性・競争優位性ともに極めて高いものになると予想されている。
特に最近注目されている「ChatGPT」のような自然言語処理技術を活かした、コンテキストを理解し対話するAIチャットサービスの可能性は、極めて大きいものと想定される。
同社は、今回のプロジェクトで、開発の中心的役割を担い、東北大NLPグループと昭和大から適切なアドバイスやサポートを受けながら、プロジェクトを進めていく。
また、東北大学NLPグループは、言語処理学会長も務める乾健太郎教授(同大大学院情報科学研究科)が技術顧問として参画するなどして、プロジェクト進行のアドバイスや、そのほかの調査や具体的な実装に関するサポートを行う。
昭和大は、医学部教授らが、専門的立場から、データの活用やAIのふるまいに至るまで、幅広いアドバイスやサポートを実施する。
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