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2023年5月11日
シンクアロット、「オンライン国際交流」による子どもの成長を測る実証実験を完了
シンクアロットは10日、2022年夏から半年かけて実施していた、オンライン国際交流による子どもたちの変化・成長を測定する実証実験を完了したと発表した。
同プロジェクトは、国際基督教大学教養学部・直井望上級准教授とともに、京王子育てサポート、ポピンズエデュケアの2社の協力のもと実施。東京都主催の多摩イノベーションエコシステム促進事業の「子ども・教育」テーマのリーディングプロジェクトとして同社が採択され、実施したもの。
実証実験では、同社の保育園・幼稚園向けオンライン世界交流プログラム「EN-TRY」(エントリー)をベースに、京王子育てサポートとポピンズエデュケアが運営する保育施設の年中・年長園児(合計52人)に海外交流プログラムを実施。その前後での子どもたちの成長を、主体性・探求心・SDGsマインド(多様性理解・受容)を軸として測った。
今回は、「EN-TRY」が保有する300園以上の海外園ネットワークから、オーストラリアとタンザニアのプレスクール(3~6歳児)とオンラインで交流。交流に向けては1.5カ月をかけ、相互の国についての学びや、ビデオレターの交換、各園独自でのアクティビティを組み合わせ、関心を高める活動を教員・子どもたちが主体となって進めていった。
プロジェクト結果は、子どもたちへのワークシート形式による定量的結果と、各保育施設の教員と保護者に対するインタビュー、アンケートによる定性的結果を合わせて分析。
その結果、プログラムを通じて子どもたちにはポジティブな変化が見られ、特に主体性・探求心に関する設問スコアは顕著に上昇。
他方、SDGsマインド(多様性理解・受容)に関する設問では、年中・年長児時点でも一部の子どもたちは、日本の文化傾向に近いキャラクターを望み、相対的に海外の子どもたちに対して抵抗感があることも分かった。
今回の短期間での実証では、子どもたちに統計的な変化は見られず、より継続的なプログラム化が必要などの改善点も導出された。
「多摩イノベーションプロジェクト」は、東京・多摩地域でイノベーションを起こし続ける好循環(エコシステム)を作ることを目指して、中小企業や大学・研究機関、スタートアップなどの多様なプレイヤーが交流し連携を強める取り組みを展開している。
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