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2023年6月9日
セゾン情報システムズ、「データサイエンティスト育成支援」の経過を公表
セゾン情報システムズは8日、2019年から参画している「滋賀大学・帝国データバンクData Engineering and Machine Learning Center」(DEMLセンター)の支援状況の経過を公表した。
それによると、DEMLセンター開設後、在籍学生数は約3年間で延べ44人になり、同社提供の「DataSpider Servista」(DSS)の研修は、同センター以外の学生も含め50人が受講。この中から27人が、データサイエンティストとして企業や団体で活躍している。
同社は、データエンジニアリングで培ったノウハウを活かして、現場ですぐに役立つ技術教育の提供、DEMLセンター主催セミナーや勉強会などでの講演、学生のインターン受入れなどを通じて、データサイエンティストの育成を目的に支援活動をしている。
DEMLセンターでは、分析データをクレンジングする際にRやPythonなどのプログラミング言語を使用していたが、これらの習得には時間がかかり、肝心のクレンジングの考え方や理論の学習時間を圧迫するだけでなく、開発した処理は属人化しやすいため、メンテナンスや再利用の障壁になる懸念があった。
こうした課題を解決するために、同社が実践の場で培ってきたデータクレンジング技術やノウハウ、ノーコード開発ツール「DSS」を、DEMLセンターの学生や教員に提供。
DSSの活用で、直感的操作やテンプレート化などで開発効率や処理の可読性が向上したほか、後輩への引継ぎなど運用にかかる工数も削減され、考え方や理論の学習により多くの時間を充てられるようになった。
DEMLセンターは、2019年7月に、滋賀大学と帝国データバンクが設立した共同研究センターで、ビッグデータの中で「設定した範囲で適切な値を見つけ出す」ことを目的に、企業活動により近い形でのデータサイエンスの教育・研究・実践の場として活動している。
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