2023年6月15日
デジタル・ナレッジ、近畿大の「オンデマンド授業の学習ログ分析」を支援
デジタル・ナレッジは14日、同社の学習管理システム(LMS)「KnowledgeDeliver」と「Video+オプション」を提供して、近畿大学のオンデマンド授業「KICSオンデマンド」の開講を支援したと発表した。
今回の取り組みでは、LMSから取得できる学習ログの分析を通して、「倍速視聴をしている学生の7割以上が1.5倍速で動画を視聴」、「オンデマンド授業の視聴ピークは23時台」など学生のリアルな学習行動が明らかになってきており、こうした分析結果を通じて、同社は今後も同大と共同で、より良い教育環境の実現・提供に取り組んでいく。
「KICSオンデマンド」は、同大が通学課程の学生を対象に提供しているオンデマンド授業で、2021年から開講。受講学生の78.7%が「今後も受講したい」と回答するなど、質の高いコンテンツが特徴。
また「KnowledgeDeliver」は、動画配信機能があり、授業のライブ配信・オンデマンド配信にも対応。教材作成・学習管理のほか、eコマース・決済連携、外部システム連携、オンラインCBTソリューション、学習ログ分析などの課題に対応したソリューション群を備えており、高品質なオンライン教育の実現をサポート。企業・学校を中心に約2000団体以上が導入。
【これまでのログ分析で明らかになったこと】
①視聴状況と成績の関係
「成績」と「動画公開から何日以内に視聴したか」に相関関係があることが判明。成績が「秀」や「優」の学生は動画が公開されてから1週間程度で見ている場合が多く、「可」や「不可」の学生は1つの動画を見終わるのが、公開後10日以上たってからだった

②視聴時間について
23時台をピークに0~1時と深夜帯になっても多くの学生が視聴。昼間の11~17時も多いが、その倍ほどの人数が23時の時間帯に集中おり、24時間いつでも受講できるオンデマンドの特性をよく表している

③その他
・倍速視聴を使っているユーザーのうち1.5倍速で見ている学生は全体の7割以上
・科目によっては平均視聴回数が1.4で同じ授業動画が繰り返し視聴されている
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