2023年7月10日
山田進太郎D&I財団、「STEM(理系)女子奨学助成金」の3期目の募集を開始
山田進太郎D&I財団は6日、「STEM(理系)女子奨学助成金」の3期目の募集を開始した。
同奨学金は、文理選択で理系を選択する高校生女子の未来を支援するもの。対象者は2023年4月時点で高校1〜2年生、高専1〜2年生の女子生徒(性自認含む)計約500名で、これにより累計給付者数は約1200人となる。
6月21日の世界経済フォーラム(WEF)の発表によると、日本のジェンダーギャップ指数は過去最低の125位となった。また、大学進学者に占める女性のSTEM比率もOECDで最低ランク。世界で多様性とイノベーションの重要性が強調される中、他国と比べて日本の取り組みは遅れている。
この格差を解消するため、同財団は2035年までにSTEM分野で大学進学する女性比率をOECD平均の28%に引き上げることを目標に掲げ、高校生女子のSTEM進学を支援する奨学助成金を展開している。成績・所得不問・抽選制でかつ返済不要であり、社会的に注目されているSTEM分野で活躍する女性を増やすことを目的とした独自性の高い奨学金であることから、多くの反響があり累計約2900名が応募。奨学金は、学習参考書や塾の講習代からSTEM関連留学費用まで、幅広い用途で活用されており、STEM分野への進学を促進する効果的な手段になっているという。
一方で、昨年までの応募者データの分析から、学年が上がるにつれて理系への苦手意識が高まり、将来の展望が描きにくくなっていることが明らかになった。この背景には、学校における理系科目やSTEM分野への教育内容やサポート体制の不足、ジェンダーバイアスの問題が考えられる。
同財団は、奨学助成金に加えて、学校や中高教員向けのイベントをシリーズで新たに展開し、時代に即したSTEM分野の教育や職業に関する情報を提供し、進路選択で悩む生徒の課題解決を支援する取り組みを進めていくという。
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