2024年2月1日
世界各国でIT人材の供給力が高まる一方、日本のIT卒業者は減少傾向 =ヒューマンリソシア調べ=
ヒューマンリソシアは1月30日、世界の大学等におけるIT卒業生に関する調査結果のポイントを「データで見る世界のITエンジニアレポートvol.11」として発表した。
同社では世界のITエンジニアの動向を俯瞰的に把握することを目的に、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)の公表データ、各国の統計データベース等を基に独自集計し、「データで見る世界のITエンジニアレポート」として発表している。

それによると、 OECDデータベース等より、世界42カ国について、大学等でIT関連分野を学んだ卒業者数について独自集計したところ、IT分野専攻の卒業者数は前年比7.9%増、STEM分野専攻の卒業者数は同3.3%増となり、世界各国でIT人材供給力が高まっていることがわかった。

一方日本のIT卒業者数は4.4万人で世界3位となるも減少傾向、STEM卒業者数も19.5万人の同7位でしたが、ほぼ増えていない結果となった。
OECD.Statにてデータを取得した42カ国において、将来ITエンジニアとなる可能性が高いIT分野(情報通信技術専攻)の卒業者数および、AIなどの分野で活躍が期待されるSTEM分野(Science, technology, engineering and mathematics)の卒業者数について調査したところ、IT卒業者数は計74万1833人、STEM卒業者数は計365万1789人となった。IT卒業者は前年比7.9%増、STEM分野についても、前年比3.3%増となった。
IT卒業者数を国別にみると、最も卒業者数が多いのは米国の20万8617人、続いて2位はブラジルで5万6129人、そして3位は日本で4万4149人だった。またSTEM卒業者数でも1位は米国で、2位にドイツ、3位はフランス、日本は7位となった。

こうしたITおよびSTEM卒業者数の増減を5年間平均で見ると、多くの国で、IT関連の卒業者が増えていることがわかる。IT卒業者については42カ国中8割の国で増加しており、G7構成国においても、カナダ18.0%増をはじめ、米国6.5%増など、いずれもIT卒業者は増えている。
一方で日本は、IT卒業者数が5年間平均で0.2%減と、G7構成国において唯一減少傾向となり、STEM卒業者についてもほとんど増えていない。世界各国では、IT人材育成に注力し人材供給力を高めている一方、日本はITを学び、将来ITエンジニアや専門家として活躍が期待される人材輩出が減少傾向と、対照的な結果となった。
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