2024年2月1日
小学生の学習環境、約4割が「塾・公文」に通い、4人に1人が「学童」を利用=イオレ調べ=
イオレは1月31日、同社の連絡網サービス「らくらく連絡網」の利用者で、小学生の子どもを持つ子育て世帯108人を対象に実施した、「子どもの塾・学習環境に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、学校外での勉強に関して「活用している習い事やツール」を聞いたところ、「学習塾・公文」が約4割(38.9%)で最も多く、以下、「参考書やワーク」による自主学習(26.9%)、「学童」24.1%と続いた。「学童」はほぼ4人に1人が利用していた。
「学校外での勉強に掛かっている月額費用」を尋ねたところ、「5000円未満」41.7%が最も多く、次いで「1万~2万円」が21.3%だった。
また、塾に通う頻度に関する質問では、「週に2日」が最も多く全体の半数(50.0%)で、「週に1~2回」の通塾が全体の8割程度を占めている。
塾の授業形態については、「集団指導」が最も多く52.4%で、2位は「自習・自立学習指導」28.6%となっており、自習型の塾も人気が高いことが伺える。「オンライン指導」は2.4%にとどまった。
「現在通っている塾に決めた理由」を尋ねたところ、最も多かったのは「自宅からの距離や交通の便が良かった」59.5%。2位は「子どもが気に入った」31.0%で、利便性と子どもの意見が塾の決め手になっているようだ。
そのほか、「他の習い事と曜日を調整する必要があった」「子どもの学力に合っているレベルの塾を選んだ」などの意見も寄せられた。
塾に通っている理由としては、「学校の授業だけでは不安だから」との回答が最も多く半数以上(52.4%)を占めた。以下、「子どもが行きたいというから」26.2%、「中学受験を考えているから」23.8%などが続いた。
「転塾を検討しているか否か」との質問では、28.6%が「はい」と回答。また、およそ10人に1人が、すでに転塾を経験していた。転塾の理由で最も多かったのは「受験に特化した塾に切り替えるため」で、転塾を検討している人の23.5%が転塾の時期として「中学以降で考えている」と答えている。
また、塾に通っていないと回答した保護者に、その理由を聞いたところ、「勉強以外の習い事や遊びに時間を使ってほしいから」39.4%、「まだ通わせる時期ではないから」33.3%、「金銭的に余裕がないから」33.3%などの回答が多かった。
この調査は、同社の連絡網サービス「らくらく連絡網」の利用者で、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、昨年12月11日~今年1月25日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は108人。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング教材「ライフイズテック レッスン」、新潟市の全公立中学が導入(2024年9月18日)
- 三重県桑名市と「複業先生」を提供するLX DESIGNが連携協定締結(2024年9月18日)
- 復興庁、全国の中学・高校で「福島の復興」をテーマにした出前授業を実施(2024年9月18日)
- 小中学生のスマホ利用、15%の保護者が「トラブルになったことがある」と回答=ソクラテスのたまご調べ=(2024年9月18日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が茨城県城里町で提供を開始(2024年9月18日)
- 大学1年生が回答、入学の決め手は7割が「学べる内容」 =旺文社調べ=(2024年9月18日)
- 体力テストデジタル集計システム「ALPHA」、兵庫・猪名川町教委が導入(2024年9月18日)
- Pestalozzi Technology、北海道羽幌町教委が体力テストデジタル集計システム「ALPHA」導入(2024年9月18日)
- ショートドラマの縦型動画がTVCM以上にZ世代の共感・エモを呼び込む(2024年9月18日)
- 部活動の地域移行に対する認知度は約4割 =イー・ラーニング研究所調べ=(2024年9月18日)