2024年3月8日
なりたい職業がある小中学生は92%、1番人気は「学校・幼稚園の先生」=ニフティ調べ=
ニフティは7日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生1931人を対象に実施した、「なりたい職業に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「なりたい職業はあるか」と聞いたところ、小学生の94%、中学生の87%が「ある」と回答。小中生全体で92%が「ある」と答えており、9割以上の生徒が将来の目標を持っていることが分かった。
「どんな職業に就きたいか」を聞いたところ、1位は、小学生では「イラストレーター」、中学生では「学校・幼稚園の先生」だった。「学校・幼稚園の先生」や「歌い手」、「医者」はどちらのランキングでも上位の職業になっており、人気の職業に大きな変化はなかった。そのほか、「総理大臣」や「翻訳家」、「車掌」、「図書館司書」などもあった。
また、昨年の調査で、「なりたい職業ランキング」TOP3の職業について、なりたいと思ったきっかけを聞いたところ、「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」は、「絵を描くのが好きだから」との意見が、小中生ともに2位以下に大きく差をつけてダントツの1位だった。
「歌い手」に関しては、実際に歌手として活躍するアーティストや「推し」に憧れて、歌い手になりたいと思った小中生が多かった。「歌うことが好きだから」や「歌声を褒められたから」などのほか、「自身が辛いときに歌で救われたから、今度は誰かを救う存在になりたい」や「自分の歌で皆を元気にしたい」といった声も寄せられた。
また、「歌手」ではなくあえて「歌い手」を選んだ理由として、「顔を出してやるのは勇気がいるから」とコメントする生徒もいた。
「医者」になりたいと思ったきっかけについては、72%の小中生が「人の命を救いたいから」と回答。その一方で、金銭的な理由や「親に勧められた」「親が医者だから」といった理由も聞かれた。
「なりたい職業につくのは大変なことだと思うか」との質問には、小学生では95%が「思う」と回答。中学生になると若干割合が増え、97%が「思う」と回答した。また、職業を選ぶときに大事だと思うことを尋ねたところ、「やりたい・好きなことか」を大事だと思っている小中学生が最も多く、約8割を占めた。「自分に向いているか」「楽しいかどうか」も重視する生徒が多く、自分の気持や適性を大事にしていることが分かった。
「人工知能(AI)が進化しても、この先なくならない職業はなんだと思うか」との質問では、1位と2位にあまり差はなく、「芸能人」が32%、「学校・幼稚園の先生」が30%だった。3位以下も「医者」や「アイドル」、「スポーツ選手」など、人前に出る仕事や人と接する仕事、高い能力を必要とするものは、AIが進化してもなくならないと考えていた。
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、1月9日~2月5日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は1931件。
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