2024年4月4日
「データサイエンティスト」、大学生の認知は理系・文系ともに拡大=データサイエンティスト協会調べ=
データサイエンティスト協会は3日、全国の大学生・大学院生600人(男女各300人)を対象に実施した、「データサイエンティスト」(DS)に関する2023年のアンケート調査の結果をまとめ発表した。
同調査は、大学生・大学院生がDSという職種に対して、どれぐらい認知しているのか、どのようなイメージを持っているかなどを調べたもので、所属学部に関係なく、一般の学生を対象に実施した。
それによると、DSを「確かに知っている」+「なんとなく知っている」割合は35%で、昨年度から4ポイント増えた。理系学生は39%→44%、文系学生は29%→33%となっており、理系・文系に関係なく認知率が拡大していることが分かった。
DSの認知経路は、「大学の教授」「大学主催の説明会」「学部名」などからの認知が徐々に増加しており、DSに対するイメージは「専門性が高い」36%、「頭がよい」31%などが多く、特に理系学生で多かった。
DSへの就職意向は37%で、就職してみたい理由は「おもしろそうだから」が減少し「ネットやメディアで話題」が拡大。大学でデータサイエンス基礎/入門の授業を受講した割合は24%で、「興味あり」は21%だった。
「受講済+興味あり」の割合は、理系学生で58%と高いが、文系学生も41%と高い水準。大学生の「データサイエンティスト検定リテラシーレベル」の認知率は、昨年度の20%から30%まで拡大した。
また、大学生の「生成AI」の利用は29%だったが、「生成AIを知らない」学生も25%いた。学業における生成AIの活用シーンは「論文の要約」40%、「レポート作成」37%が多かったが、これはどの学年においても、また理系・文系学生を問わず多かった。
この調査は、全国の大学生と大学院生を対象に、2023年12月1~3日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は600人(男女各300人)。同調査は、2020年から継続して実施しており、今回で4回目。
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