2024年6月11日
英語学習者の36.4%が「つまずいてしまった」と回答 =スキルアップ研究所調べ=
学研のグループ会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」は10日、全国の20代以上の英語学習者500人を対象に実施した、「英語学習に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「自分の行った英語学習に対してどのように考えているか?」という質問に対し、63.6%が「うまくいった・レベルが上がった」と回答しているが、36.4%は「つまずいてしまった・レベルが上がらなかった」と答えており、英語学習の難易度が伺える結果となった。
「英語学習を行った最大の目的」を聞いたところ、うまくいった人の最多の回答は「職業上の理由で英語能力が必要だから」21.2%だった。一方で、つまずいてしまった人は「個人的な興味や趣味」22.1%が最も多く、その他の回答でも「内発的動機づけ」の傾向がうまくいった人よりも高いことが分かった。
「主に用いた英語学習の手段」を尋ねたところ、「アプリを利用した学習」22.0%が最も多く、次いで「自習用の教科書やワークブック」21.8%だった。一方で、「語学学校やクラスでの対面授業」は16.0%、「オンライン英会話レッスン」は15.8%で一定の利用者がいたが、自己学習の形態をとる学習手段の方が数が多く、独学傾向にあることが判明した。
また、「あまり学習効果を実感できなかった学習手段」を尋ねたところ、「自習用の教科書やワークブック」(107人)と「アプリを利用した学習」(81人)が、利用者の多い上位2項目で、独学での学習効果に疑問が残る結果となった。
一方、「最も効果を感じた学習手段」を聞いたところ、「英語話者との会話練習」(124人)が最も多く、英語実践の機会の重要性が明示された。
英語学習をより効果的にするために必要なものを尋ねた質問では、約3割(29.9%)が「英語実践の機会」と回答。次いで、「定期的なフィードバックと指導を受ける機会」14.1%で、実践とフィードバックの英語学習における有効性が窺える結果となった。
この調査は、全国の20代以上で、自発的に英語学習を実際に行った人・行っている人
(学校の英語の授業は除く)を対象に、5月11日〜18日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は500人。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)