2024年6月25日
スキルアップ研究所、「IT業界のジェンダーに関する調査」の結果発表
学研ホールディングスのグループ会社ベンドは21日、運営する「スキルアップ研究所」が行なった「IT業界のジェンダーに関する調査」の結果を発表した。
IT業界の女性や女性幹部の割合、直面している課題、男女間での年収格差、企業の取り組みなどにはどのような傾向があるのかを調査した。

「職場にいる女性幹部の割合はどのくらいか」という質問には、10%以下が、67.6%。0%が2割にのぼった。反対に、幹部の過半数が女性という回答は全体の2.8%。

「IT業界で働く女性が直面している一番大きな課題は」という質問には、46.9%が「拘束時間が長く、育児との両立が難しい」と回答。34.1%が「幹部層に女性が少なく、昇進も難しい」と回答。

「あなたの職場では女性の働きやすさ改善のために具体的に何をしていますか」という質問には、53.7%が「出産・育児関連の制度の拡充」と回答。また、24.4%が「女性専用の交流コミュニティを増やす」、12.2%が「リモートワークやフレックス制度など柔軟な働き方を採用している 」と回答した。

「IT業界における女性の年収は男性の年収よりどのくらい低いと感じますか」という質問には、男性の51.5%が「男女間の年収差は0~50万円」と回答し、最多。女性も、36.0%が「年収格差は0~50万円」と回答し最多だった。
調査概要
対象者:IT業界に従事した経験がある人(現職不問)
対象地域;全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:5月16日~5月23日
回答数:179
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