2024年9月5日
語彙力・読解力向上に家庭で取り組んでほしいこと第1位「言葉の意味を調べる習慣」=SRJ調べ=
SRJは4日、全国の学習塾の講師に「国語、読解力」をテーマとしたアンケート調査を実施した結果を公表した。
調査は昨年9月~11月に行われ334名から有効回答を得た。それによると、8割以上の講師が「生徒の語彙力が低下している/とても低下している」と回答。やはり8割以上が「読解力の低い生徒が増えている/とても増えている」と答えた。
また、73.7%が「教科書の内容量が増えている」と回答した(実状は、学習指導要領の改訂などに伴い、わかりやすさや学びやすさが重視され、教科書の大判化やページ数が増加している)。さらに、93.3%が「大学入試で出題される問題で、読む分量が増えている」と感じていることが分かった。実際に、多くの高校生が受験する大学入試共通テストでは、国語にとどまらず、それ以外の教科でも文章量が多い状況となっている。
語彙力や読解力を向上させるために家庭でしてほしいことを複数の項目から選んでもらったところ、1位「言葉の意味を調べる習慣をつける」68.3%、2位「日頃から読書をする」63.5%、3位「音読をする」53.3%、4位「家庭内でも正しい文章で会話をする」42.5%などが上位にあがった。
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