2024年9月11日
大学受験の高3生、7割が「受験勉強にスマホは味方」と回答=コクヨ調べ=
コクヨは10日、「スマホは受験勉強の見方か敵か」の調査結果を公開した。

同社は、2024年8月21日から2024年8月30日までの間で、「受験勉強にスマホは敵?味方?Xキャンペーン」を実施。その結果、受験勉強にスマホは「味方」と思う人が48.3%、受験勉強にスマホは「敵」と思う人が51.7%という結果となり、僅差で「敵派=スマ勉活用しない派」が優勢だった。

また、Xキャンペーンの結果だけでなく、一般入試での大学受験を控えている高校3年生の声も調査。その結果、Xと同い年でありデジタルネイティブである現役大学受験生の約7割(68.0%)が、上手にスマホを活用して受験勉強をしている、スマホ味方派=スマ勉をしていることが分かった。
受験勉強での主なスマホの活用方法は、「YouTubeの解説動画・映像授業の閲覧」52.9%や「分からない問題などをインターネットで検索」44.1%、「ノート・参考書を撮影し、電車移動中など隙間時間に見返し」41.2%が多かった。

一方で、「味方派」の受験生からみた保護者の反応は、半数以上が容認してくれていると感じているものの、3割超(35.3%)が保護者から「勉強中にスマホを使わないように言われたことがある」と回答。一部家庭では、デジタルネイティブの現役大学受験生と、保護者の間で、「スマ勉」に対する印象にギャップがあることが判明した。
保護者が「スマ勉」に難色を示した(示している)背景を尋ねたところ、最も多かったのは「勉強とは関係のないアプリ、SNSや動画を見てしまい、気が散って勉強に集中できないと思っている」92.3%だった。
また、「スマホでノートを見返す」と答えた受験生の約3人に2人(65.5%)が、「スマホで撮影するためにノートのとり方にこだわりがある」と回答。こだわっているポイントは、「文章の頭をそろえる」52.6%、「ボールペンかペンで書く」42.1%が多かった。
このことから、デジタルネイティブの受験生はスマホだけでなく、これまでの受験生同様に、ノートやペンといった文具もこだわりをもってうまく活用しながら受験勉強に臨んでいることが分かった。

スマホ「味方派」の受験生に、ノートや参考書をスマホで撮影・見返す際に悩んでいることを聞くと、「ノートや参考書の写真を撮るときに、ページが浮いてきれいに撮りづらい69.0%、「ノートの撮影を複数枚撮影した際に、どの写真が該当のノート写真なのかスマホのフォルダ内でまぎらわしくなってしまう」34.5%、「写真を拡大しても読めない箇所ができてしまう」34.5%という声が多く寄せられた。
このアンケート調査は、現役の大学受験生(一般入試での大学受験を控えている高校3年生)を対象に、8月28日~30日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は100人(男女それぞれ50人)。
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