2024年12月3日
学校の親睦会、50代教職員の過半数が「必要ではない」と回答=School Voice Project=
School Voice Projectは2日、全国の小〜高校に勤務する教職員104人を対象に実施した、「学校の親睦会の必要性に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、教職員に「親睦会は必要だと思うか?」と聞いたところ、肯定的な意見は40代が最も多く、全体の65%が「必要だと思う・どちらかというと必要だと思う」と回答。次に肯定的な意見が多かったのは30代以下の教職員で、55%が「必要だと思う・どちらかというと必要だと思う」と回答した。
否定的な意見が過半数を占めたのは50代だけで、55%が「必要ではないと思う・どちらかというと必要ではないと思う」と回答した。
また、校種による働き方の違いを反映してか、小学校では17%の教職員が「必要だと思う」と答えたのに対し、中学校では10%、高校では0%と結果にばらつきが見られた。
教職員のアンケートからは、親睦会そのものよりも、強制的な参加を促すような雰囲気や、勤務時間外での実施を問題視する声が多く上がった。昨今は業務の多忙化と同時に働き方改革が推し進められていることもあり、職場での対話を生むような余白が、極端に減っている現状も伺える。
一方で、何気ない交流や、お互いに胸襟を開く対話の大切さは、多くの教職員がその価値を認めていることも分かった。「相互理解」「仲間づくり」「チームワーク」「コミュニケーションが円滑に」など、様々な言葉でその価値が伝えられた。
この調査は、全国の小〜高校生が通う学校に勤務する教職員を対象に、今年8月23日~10月7日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は104人。
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