- トップ
- 企業・教材・サービス
- すららネット、経産省「グローバルサウス補助金」に採択
2024年12月16日
すららネット、経産省「グローバルサウス補助金」に採択
すららネットは13日、同社が行っている、カンボジアでのEdTechを活用した子どもたちの数学力向上と教員育成の実証事業が、経済産業省「2023年度補正 グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」(グローバルサウス補助金)に採択されたと発表した。
同実証事業では、小学生向けのICT算数教材のクメール語版の開発を行い、その有効性を検証するとともに、ICTを活用できる教師の育成やカリキュラムを開発し、実証事業後の公教育での展開フェーズでの様々な課題を調査する。
具体的には、同社が現在、インドネシア語版、シンハラ語版、英語版で展開している同社のICT教材「すらら」の算数/数学の一部を、現地の教務方法やシラバスなども勘案の上、クメール語版として開発する。
開発に際しては、カンボジアの教育省(Ministry of Education Youth and Sport:教育・青少年・スポーツ省)と連携してカンボジアの理数教育を支援し、数学教員の育成活動と算数の指導書も作成した実績がある公益財団法人「CIESF」(シーセフ)と連携する。
また、カンボジアの算数教育にあわせて開発したクメール語版の教材を、教育省とも連携しながら、すでに同社のICT教材のトライアル活用を実施している「New Generation School」(NGS)傘下の小学校と、標準的な小学校の計4校でパイロット活動を実施。
生徒の学力、学習意欲とメンタル面の変化について、専門家と連携して測定・評価を行い、現地教育との整合性、好ましい教務運営の在り方などを調査する。
さらには、EdTechを活用した授業は、従来型の授業とは教員に要求されるスキルや授業運営の仕方が全く異なることから、教材を運用するために、各校から4~5人の教員を集めた意識改革とスキルアップ研修を実施するほか、広域展開を見据えたトレーナーとなる教員の育成も行う。
デジタル教材を活用した研修は同社が行い、算数・数学単元の教務力向上については、シーセフと教育省の教員育成大学(院)、NGSと連携して行う。実証期間内には、同事業で開発したICT教材をベースとしたデジタル授業の運営マニュアルの素案も制作し、発展させていく予定。
今回の実証事業では、カンボジア国内でのICT教材を活用した教育課題の解決と子どもたちの社会的自立のサポートを目指すほか、カンボジアでの実証事業の成果をもとに、ASEAN諸国全体での展開を現実的なものにしていきたいと考えている。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













