2024年12月24日
IGS、「非認知能力」等可視化する「Ai GROW」を長崎県立諫早高等学校が導入
Institution for a Global Society(IGS)は20日、従来の学力テストでは測れない生徒の「非認知能力」等をAIの活用で客観的に可視化する「Ai GROW(アイ・グロー)」を長崎県立諫早高等学校に長崎県初の事例として有償導入したことを発表した。
「Ai GROW」は、児童・生徒同士の評価にAIの補正を加え、「非認知能力」を含む25種類もの能力を公正に評価するツール。2019年4月にリリース以降、国内外の小学校・中学校・高等学校400校以上、44都道府県へ導入されている。
長崎県立諫早高等学校は、近年、「キャリア検討会」という脱偏差値型のキャリア教育を推進し、個々の生徒の可能性を引き出す取り組みを強化。この改革により、総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試での合格者数が増加し、多様な進路選択を支援する成果を上げている。
同校が進めてきたキャリア教育を中心とした学校改革において、「偏差値以外の評価軸」もあることを生徒に自覚してもらうには、子どもたちが幸せな人生を切り拓くために必要な能力である「非認知能力」の成長把握と、生徒への丁寧なフィードバックが従来の成績表と同様に欠かない。
しかし、従来の学力テストでは測れない「非認知能力」は、表現力、共感力、決断力など多様であり、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することの負荷の高さが課題とされている。
同校においても、「非認知能力」などの測定を客観的に行う方法を模索する中で、他社の外部指標を活用するなどを試みるも、測定可能な能力・領域が限られており、多様な能力の成長を可視化するには至らなかったという。
「Ai GROW」は、最大25項目の能力から同校が測りたい能力を選んで測定できる点に加え、生徒の自己評価だけでなく、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れて客観性の担保に長けていることが評価され、今回の有償導入に至った。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











