2025年1月14日
「高校教育改革に関する調査 2024」 =リクルート進学総研調べ=
リクルートが運営するリクルート進学総研は9日、「高校教育改革に関する調査 2024」の結果を発表した。
高校の教育改革に関する現状を明らかにするため、全国の全⽇制高校に、新学習指導要領、入試改革、 ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革等の取り組みに関する調査を実施した。
その結果、「新学習指導要領」への対応については、【授業】【教材】【教材】のいずれも「計画通りに進んだ」が8割前後。
「総合的な探究の時間」については、取り組みにあたり最も難しいと感じるのは、「課題の設定」が6割強。課題は【教員の負担の大きさ】が82%でトップ。また、ほとんどの学校が、「探究活動」が生徒の進路選択へつながると回答した。
「ICT活用」については、99%が授業、ホームルーム、探究などの教育活動に活用。具体的な活用方法・活用シーンは【宿題・課題の配信】が92%でトップ。今後の活用方法も「宿題・課題等をオンラインで配布」が56%でトップだった。
「AI活用」については、「教員個人で活用している」(50%)と「使い始めていない(活用はまだこれから)」(46%)の回答に二分。活用場面のトップは「授業教材やテスト問題の作成」(43%)、以下「挨拶文や保護者向けお知らせ文書の作成」(33%)、「課題の採点や添削」(25%)と続く。
「入試の早期化」については、「あまり好ましくない」が48%、「非常に好ましくない」と合わせた「好ましくない・計」は63%で6割以上が「好ましくない」としている。
「教員の労働時間」について、ICTの活用により業務時間が削減されたのは、「採点」が27%でトップ。次いで「授業準備」が15%で続き、他は1割未満。「特になし」が24%と高い。
調査概要
調査対象 全国の全日制高等学校4679校
調査方法 郵送調査+インターネット調査
調査期間 2024年9月5日(木)~9月20日(金)
有効回答数 671件(回収率14.3%)
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