2025年1月24日
約9割の保育園が、ICTデータを「運営改善や保育の質向上」に活用 =子ねくとラボ調べ=
明日香は23日、同社が運営する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が、保育園でICT関連業務に関わる104人を対象に実施した、「保育園におけるICT活用に関する定点調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「あなたが運営・勤める保育園では、どのようなICTを導入しているのか」を聞いたところ、「園児台帳の作成・管理」が57.7%、「保護者との連絡」が52.9%、「職員のシフト作成機能」が50.0%という結果になった。
「あなたが運営・勤める保育園では、どのような種類のデータを収集しているか」との質問には、「子どもの食物アレルギー」が55.8%、「子どもの興味・関心」が52.9%、「子どもの健康状態(体温や呼吸、心拍数など)」が48.1%という回答だった。
また、「あなたが運営・勤める保育園では、収集したデータの分析やデータに基づいた振り返りができていると思うか」と尋ねたところ、「非常にできている」が39.5%、「ややできている」が42.3%という結果になった。
「具体的にどのようなことを行っているか」を聞いたところ、「データを活用しながら園児の情報を管理している」や「割り振りして・会議で話し合い」など38の自由回答が寄せられた。
「あなたが運営・勤める保育園では、収集したデータを保育園の運営改善や保育の質向上に十分に活用できていると思うか」と質問したところ、「非常にそう思う」が34.7%、「ややそう思う」が53.8%で、約9割(88.5%)の保育園がICTデータを「運営改善や保育の質向上」に活用していることが分かった。
「現在、収集したデータをどのように活用しているのか」と聞いたところ、「子ども一人ひとりに合った保育環境作り」が62.0%、「保育士の職場環境の改善」が50.0%、「保育士の人材不足対応」が41.3%という回答だった。
また、「今後もデータを収集するにあたり、どのようなデータが欲しいか」と聞いたところ、「子どもの生活リズム」が66.3%、「子どもの食物アレルギー」が52.9%、「子どもの健康状態(体温や呼吸、心拍数など)」が47.1%だった。
「保育に関するデータ活用に関して、あなたの考えに最も当てはまるものを教えて」と質問したところ、「絶対に導入するべき」が45.1%、「導入するべき」が52.9%だった。
「ICTの導入や活用で、現在課題に感じていることがあるか」と尋ねたところ、「職員の理解・協力が得られない」が50.0%、「導入・運用コストが高い」が44.2%、「操作が複雑で使いこなせない」が43.3%という結果になった。
この調査は、保育園でICT関連業務に関わる人を対象に、1月6・7日にインターネットで実施した。有効回答数は104人。
関連URL
最新ニュース
- 母親・父親がが通信教育で子どもに身につけてほしいもの =小学館集英社プロダクション調べ=(2025年2月26日)
- 中学受験は「塾・予備校」、高校・大学受験は「自力学習」=CCCMKホールディングス調べ=(2025年2月26日)
- 中高生の塾の掛け持ちを約15%の保護者が検討=塾選調べ=(2025年2月26日)
- 教育ネット、児童生徒向け「生成AI活用チェックリスト」を作成(2025年2月26日)
- 未踏、小中高生クリエータ支援プログラム「2025年度 未踏ジュニア」の募集開始(2025年2月26日)
- ソフトバンクロボ、東京デザインテクノロジー専門校に「プログラミングカリキュラム」提供(2025年2月26日)
- 芝浦工業大学、教職員の事務作業低減のためNotionを活用 教育・研究時間の増大へ(2025年2月26日)
- テックワークス×北海道科学大学 「デジタル装具手帳」アプリを共同開発(2025年2月26日)
- 個別教育支援システム「uniSQUAREぴこっと」、恵庭市で不登校支援の実証実験を開始(2025年2月26日)
- チューリンガム、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院でWeb3講座開催(2025年2月26日)