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2025年2月19日

小中高生の習い事、9割の親が「子どもがやりたがっているかどうか」を重視 =栄光ゼミナール調べ=

Z会ホールディングスのグループ会社である栄光は18日、同社が運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、小学1年~高校3年生の子どもを持つ保護者3598人を対象に実施した、「小中高生の習い事に関する調査」の結果をまとめ発表した。同調査は2018年、2022年にも実施しており、今回が3回目。

それによると、小1~高3の子どもを持つ保護者に「これまでに子どもが習い事を習ったことがあるか」を尋ねたところ、小学生保護者の99.2%、中学生保護者の97.3%、高校生保護者の98.2%が「ある」と回答。習ったことが「ない」と回答した保護者に、その理由を聞いたところ、「子どもが興味を示す習い事がなかった」が最も多かった。

子どもが習い事を習ったことがあると回答した保護者に、14の習い事(水泳、体操、サッカー、野球、武道、バレエ・ダンス、その他スポーツ、英語・英会話、音楽系、書道、理科実験、プログラミング、そろばん、学習系教室)についての経験を聞いたところ、「現在習っている」「以前習っていた」との回答が最も高かったのは「水泳」で、小学生保護者、中学生保護者、高校生保護者のいずれも7割以上にのぼった。

次いで多かったのは「英語・英会話」で5割以上、「音楽系」も約5割にのぼった。また、「習ったことはないが、子どもの興味・関心はある」という回答が多かったのは、小学生保護者、中学生保護者、高校生保護者のいずれも、「プログラミング」と「理科実験」だった。

「以前習っていた」と回答した習い事を辞めた時期については、習い事によってバラつきがあるものの、小学生保護者では子どもが「小学3・4年生の間」、中学生保護者・高校生保護者では「小学5・6年生の間」という回答が多い傾向が見られた。

小学生の家庭では中学受験の勉強が本格的に始まる時期に、中学生・高校生の家庭では中学進学で学校生活や部活動が忙しくなることを見据えて、習い事を整理するためではないかと考えられる。

また、 保護者に、「子どもの習い事を選ぶ際に、特に重視したこと」を聞いたところ、小学生保護者、中学生保護者、高校生保護者のいずれも、「子どもがやりたがっているかどうか」が最も高く、約9割にのぼった。次いで「曜日や時間帯の都合が合う」、「子どもの将来に役立ちそうかどうか」が続いた。2018年・2022年の調査でも、この3項目の回答の割合が高く、傾向は変わっていなかった。

「最も長く続いている、もしくは続いた習い事」について、その理由を聞いたところ、最も回答が多かったのは、小学生保護者、中学生保護者、高校生保護者のいずれも「子どもが続けたいという気持ちがあるから」で、約8割にのぼった。その他の理由については、大きな差はなかった。

一方、 子どもが今までに「習い事を辞めた、もしくは辞めたいという気持ちになったことはあるか」と尋ねたところ、「辞めたことがある」と回答した保護者は7割以上、「辞めたことはないが、辞めたいという気持ちになったことがある」は1割超だった。

そのきっかけを聞いたところ、小学生保護者、中学生保護者、高校生保護者のいずれも「子どもが辞めたいと言った」という回答が最も多く4割超。

次いで「習い事よりも勉強の優先順位が高くなった」が多く、特に高校生保護者では38.2%と、小学生保護者、中学生保護者と比べても割合が高かった。また、中学生保護者と高校生保護者では「目標や目指している水準を達成した」が、小学生保護者と比べて多かった。

この調査は、栄光の教室に通う小学1年~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に、1月11日~21日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は3598人(小学生保護者1897人、中学生保護者1202人、高校生保護者499人)。

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