2025年2月28日
ミッドナイトブレックファスト、AIジャーナリングアプリ「muute for school」が宝塚市の小学校に導入
ミッドナイトブレックファストは27日、同社のAIジャーナリングアプリ「muute for school」(ミュートフォースクール)が、兵庫・宝塚市の雲雀丘学園小学校(4〜6年生約430人)に導入されたと発表した。
同アプリは、生徒が自分と向き合い感じていることや思っていることをありのままに書き出す「書く瞑想」(ジャーナリング)が行える生徒向けアプリと、教員が生徒の感情や思考の傾向を見ることができる教員向けWEBの両方を提供するサービス。
生徒向けアプリでは、独自開発のAIが、書かれた内容やそれに関連する感情や思考を分析し、フィードバックを行うことで、自己の感情や思考、行動を客観的に振りかえることができる。
また、教員向けWEBは、クラスやチームなどのグループ全体が本心ではどのような感情や思考を多く考えているか、その時系列での推移などを見て、生徒の状態を理解し、コミュニケーションや運営を改善するためのツール。
同校では、朝の瞑想はそのまま継続し、帰りの会で「書く瞑想」として同アプリの活用を開始。現在では、音楽に合わせて目を瞑る代わりに、タブレットを使って自分の気持ちを自由に書き込むことを習慣化している。
同アプリに入力された文章は、アプリ内のAIがキーワードや感情傾向を分析。ユーザー本人に対しては、自分の感情や思考の特徴を示すフィードバックが表示され、教員は個々の児童の感情傾向を把握するためのデータを参照できる。
児童一人ひとりが自由に書き込んだ内容を、教員が個別に精査するのは手間が掛かるが、AIの感情分析結果を活用することで、従来の紙の日記に比べ、教員の支援や見取りの効率化ができ、児童が抱える不安や悩みの「早期発見」にもつながる。
「ジャーナリング」は、欧米で人気のメンタル・セルフケア/マインドフルネスの手法のひとつで、頭に思い浮かんだことをありのままに書くことから「書く瞑想」とも言われている。自分の思考や感情、日々の行いを振り返ることで、心身の健康と自己肯定感の向上に効果があることが分かっている。
また、昨今のコロナ禍での新しい生活様式によるストレスやメンタル不調へのセルフケア手法としても注目が高まっている。
muuteの概要
提供開始:2020年12月1日(火)
価格:
・「フリープラン」無料
・「プレミアムプラン」月額500円、年額5000円
対応OS:iOS14.0以上、Android 8.0以上
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













