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2025年3月5日

小学生の親、7割が「オンライン教育」を活用 =キッズウィークエンド調べ=

キッズウィークエンドは4日、小学生の子どもを持つ全国の保護者607人を対象に実施した、「学校外の教育や学びの機会に対する保護者の意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、約7割(71.7%)の家庭が「オンライン教育」を活用していることが判明。既に「当たり前」の選択肢として、語学学習や学習塾などをオンラインで学習した経験があることが分かった。

また、保護者が「子どもに取り組んでほしいと考える学校外の学び」を聞いたところ、「スポーツ」82.4%、「語学学習」72.2%、「自然体験やキャンプ」71.3%、「芸術(音楽、絵画など)」64.3%という結果になった。

「実験や工作」63.1%、「プログラミングやITスキル」47.4%といった学びも人気が高く、創造的な思考やデジタルリテラシーを養う機会として注目されている。また、「職業体験」44.3%といった実社会との接点を持つ学びにも関心が集まっており、早い段階から将来を見据えた経験を積ませたいと考える保護者が多いことが分かる。

一方、保護者が希望する学びと実際に取り組んでいる学びを比較したところ、「自然体験やキャンプ」(差分41.9%)、「実験や工作」(差分40.1%)は、大きなギャップがあることが分かった。特に「職業体験」(差分34.5%)は実際に取り組んでいる割合が低く、身近に取り組みにくい学びであることが推察される。

オンラインでの学校外教育・学びに対する期待を尋ねたところ、最も多かったのは「学習の質が高いこと」63.9%で、次いで、「子どもが楽しめること」59.4%、「柔軟なスケジュール」52.5%が上位を占めた。保護者は、「質の高い学び」と「子どもが続けやすい環境」をオンライン学習に求めているのが分かる。

「専門的な知識が学べること」45.7%や、「コストパフォーマンスが良いこと」41.1%も重要視されており、価格と内容のバランスがとれた学習機会の提供が求められている。

また、「企業に開催してもらいたい子ども向けイベント」を聞いたところ、「職業体験イベント」80.0%や「小中学生向けインターン」64.6%が人気を集めており、企業によるキャリア教育プログラムへの期待が高まっていることが分かった。実際の仕事を体験することは、子どもたちの将来の職業選択に大きく役立つと考えられている。

「ITリテラシー教育」41.8%や「金融教育」49.4%など、デジタル社会・キャッシュレス時代に必要な学びへの関心も高まっている。

さらに、「食育活動」37.2%や「環境教育」35.9%など、持続可能な社会を意識した学びにも注目が集まっているほか、「人権教育」31.4%や「性教育」30.9%も一定の支持を得ており、多様性や社会課題への理解を深める教育の重要性が認識されている。

この調査は、小学生の子どもを持つ全国の保護者を対象に、1月29・30日にオンライン(Webアンケート)で実施した。有効回答数は607人。

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