2025年3月12日
「大人になったらなりたいもの」、小学生女子は「パティシエ」、小学生男子と中高生は「会社員」が5年連続1位=第一生命調べ=
第一生命保険は11日、全国の小学生・中学生・高校生計3000人を対象に実施した、第36回「大人になったらなりたいもの」アンケートの調査結果をまとめ発表した。

1989年の同調査開始以降、小学生男子のランキングは「野球選手」「サッカー選手」「学者・博士」が長きにわたりトップ3を争っていたが、2020年にインターネット調査へ移行してから「野球選手」がベスト3に入ったのは今回が初めて。
また、「運転士/ドライバー」3.6%も8位にランクイン。鉄道の運転士や、トラック・タクシーのドライバーなど、好きな「乗り物」の仕事をしたいと考える子どもが多いようだ。
小学生女子のランキングでは、「パティシエ」12.3%が5年連続で1位。2位は「会社員」10.3%、3位は「漫画家/イラストレーター」7.4%。「歌手/アイドル」4.9%が5位に入り、昨年の10位からランクアップして人気上昇中。

中学生男子では、「会社員」20.4%が5年連続で1位。2位は「公務員」10.2%だったが、3位「Youtuber/動画投稿者」6.8%、4位「ゲームクリエイター」6.4%、5位「ITエンジニア/プログラマー」4.9%と、デジタルネイティブな世代らしいIT関連の職業が上位に入った。また、7位に「建築士」3.4%が初めてランクイン。
中学生女子では、1位は「会社員」12.0%だったが、2位には「漫画家/イラストレーター」9.4%が3年連続で入った。また、5位「薬剤師」4.7%、6位「看護師」4.5%と医療関係の職業が前回に引き続き上位にランクイン。

高校生男子も、「会社員」24.0%が5年連続で1位。2位「公務員」13.6%、3位「ITエンジニア/プログラマー」8.6%と続いたが、「社長/起業家」3.5%が6位にランクインした。 高校生女子も、「会社員」19.6%が5年連続1位で、2位「公務員」8.3%、3位「看護師」7.2%という結果になった。


「選んだ職業になりたい理由」については、小中高生の男子・女子とも「好きだから」というのが最も多かった。

また、子どもたちに「憧れの人」を聞いたところ、メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで活躍する「大谷翔平選手」が個人としてダントツの163票を獲得し1位で、男女や年齢を問わず名前が挙げられた。属性別に分類すると、野球選手・サッカー選手を中心に全体的にもスポーツ選手の名前が多く挙がった。
両親や祖父母、兄弟姉妹など身近な家族を挙げる子どもも多かったが、第4位にランクインした「HIKAKIN」をはじめ、ゲーム実況や歌い手などYouTuberを挙げる子どもも多く、子どもの頃からSNSが身近なα世代の特徴がよく表れた結果になった。

今回の調査では初めて、アンケートに協力した子どもたちの父親・母親にも「子どもの頃に大人になったらなりたかったもの」を聞いたが、父親のランキングでは、小学生のランキングで3位になった「野球選手」16.8%が1位だった。
母親のランキングでは、1位は「幼稚園の先生/保育士」12.0%だった。1989年に実施した第1回「大人になったらなりたいもの」調査でも「保育園・幼稚園の先生」は1位で、その後も長きにわたり上位にランクインする人気の職業だ。
この調査は、全国の小学生(3~6年生)、中学生、高校生と、保護者(20~60代)を対象に、2024年12月にインターネットで実施した。有効回答数は合計3000人。
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