2025年4月24日
小学生の親の約7割が日常生活で「自己肯定感を意識することがある」と回答=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は23日、小学生の子どもがいる親など364人を対象に実施した、「自己肯定感と職業選択・キャリア形成の関係性に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもを持つ親に「日常生活で自己肯定感を意識することはあるか」と尋ねたところ、「とてもある」29.4%と「少しある」47.3%を合わせて、約7割が自己肯定感を意識した経験があると回答した。

「自身のこれまでのキャリアで、自己肯定感はどのくらい影響を与えたと感じるか」との質問には、「非常に大きな影響があった」25.8%、「ある程度影響があった」42.6%、「少し影響があった」12.6%を合わせて、8割以上が自己肯定感がキャリアに影響を与えていると感じていることが分かった。


また、「職場での昇進・昇格など社会での評価で、自己肯定感はどの程度影響があると感じるか」と聞いたところ、こちらも「非常に大きな影響がある」「ある程度影響がある」「少し影響がある」を合わせて、8割以上が少なからず職場での評価で、自己肯定感が影響を与えていると感じていることが判明した。

「子どもの成長やキャリア形成で、自己肯定感を高めることは重要だと思うか」との質問には、9割以上の親が「重要であると思う」と回答。

「子どもの自己肯定感を高めることは将来のキャリアでどのように役立つと思うか」と聞いたところ、「困難な状況でも前向きに解決策を見出すことができる」との回答が最も多く、次いで「自分自身を過小評価せずに前向きに物事を考えられる」が多く、いずれも7割以上だった。
「子どもが職業を選ぶ際、自己肯定感はどのような役割を果たすと思うか」と尋ねたところ、「自分の強みや興味のあることを理解し、最適な職業を選びやすくなる」との回答が最も多く、次に「挑戦することへの不安が減り、自己成長を意識しやすくなる」が多かった。多くの親は、将来のために子どもに自己肯定感を身に付けてほしいと考えていることが推察される。

また、「自己肯定感はどのように高めることが重要であると感じるか」と聞いたところ、7割以上が「成功体験の積み重ね」と回答し最も多い結果となった。次いで「周囲から肯定的なフィードバックを受ける」が約6割と多く挙がった。

「今後、子どもの自己肯定感を高めるために、どのようなサポートをしていけば良いと思うか」との質問には、「子どもに自主的な意思決定を促す」「ポジティブなフィードバックを積極的に伝える」との回答が多く、いずれも7割以上。子どもどもたちの自己肯定感を育てていくために、子どもに多くの経験を積ませ、成功体験を与えていきたいと考える親が多いことが伺える。
この調査は、全国の小学生の子どもを持つ親、親族に子どもがいる人を対象に、3月5~28日にかけて、「紙回答」の形で実施した。有効回答数は計364人。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













