2025年6月27日
小学生の親の7割がテストなどの成績以外に「努力や姿勢も評価してほしい」と回答 =イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は26日、小学生の子どもがいる親世代373人を対象に実施した、「夏休み前・通知表に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもがいる親世代に「学校の通知表にどの程度満足しているか?」と尋ねたところ、「非常に満足している」2.4%と、「ある程度満足している」24.9%を合わせた回答は約3割にとどまった。
その一方で、「わからない」と回答したのは全体の4割以上(43.2%)、「あまり満足していない」は約2割(23.3%)という結果になった。学校側の意図や評価基準が保護者との間で差が生じている可能性が高く、評価方法の見直しが求められていることが考えられる。
「通知表の評価に、どのような内容がもっと反映されると良いと思うか?」との質問には、「好奇心や主体的な学びの姿勢」(260人)、「勉強への取り組み姿勢や努力のプロセス」(211人)、「他者との関わり方や思いやり」(245人)など、非認知能力に関する回答が多くみられた。
また、「通知表では『成長』や『頑張り』など、点数では測れない部分が十分に反映されていると思うか?」と聞いたところ、「あまりそう思わない」58.7%と、「全くそう思わない」12.3%が全体の7割に達し、「子どもの努力や取り組む姿勢をきちんと見てほしい」、「評価に反映してほしい」と考える親が多いことが分かった。
次に、「子どもの非認知能力(知能・学力以外の人間性、社会性に関するスキル)は重要だと感じるか?」と尋ねたところ、「非常に重要だと思う」84.2%と、「ある程度重要だと思う」15.3%が9割以上で、「学力以外の力」に注目が集まっていることが分かった。
「昔と比べて、成績や点数よりも『過程』や『人間性』を重視する教育観に変わってきていると思うか?」との質問には、「とてもそう思う」20.9%、「少しそう思う」44.8%を合わせた回答が6割以上になった。
非認知能力を育むために家庭で意識していることについては、「子どもが興味を持つことや、新しい挑戦に対する応援の姿勢」(291人)、「結果よりも努力や工夫を褒めること」(254人)、「子どもの話をよく聞き、共感すること」(272人)など、それぞれの取り組みに意見が分かれた。
また、「夏休み前に子どもの成長を振り返る上で、何を重視すべきだと考えるか?」と尋ねたところ、「成績や学力の成果」(55人)は最も少なく、「新しいことへ挑戦する意欲」(284人)が最も多かった。「夏休み期間の非認知能力の向上」を期待している親が多いことが考えられる。
「非認知能力に関するスキルの成長が通知表や学校からのフィードバックで可視化して評価されると良いと思うか?」と尋ねたところ、約9割の親が「そう思う」と回答した。
テストの点数から評価する成績だけではなく、非認知能力といった内面的な力についても、「子どもの成長のプロセス」を見える形で知りたいという保護者のニーズから、通知表や学校のフィードバックに対する新たな評価指標として期待されていることが明らかになった。
この調査は、小学生の子どもを持つ親、親族に子どもがいる人を対象に、5月3~23日にかけて、紙回答の形で実施した。有効回答数は373人。
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